ミニー・ヴォートリンの日記

南京で女学生を守り、精神を病み、後に自殺するに至った宣教師ミニー・ヴォートリンさんの日記を読んでみました。
5月の江戸東京博物館『ジョン・ラーベ』上映会のトークで彼女のことを知り、気になったのですが、
『南京事件の日々――ミニー・ヴォートリンの日記――』は現在絶版で、図書館で取り寄せて借りました。

日記は淡々としたもので、静かに苦しみを感じるものでした。

南京陥落後の1940年まで滞在し、アメリカに帰国途中にも自殺未遂を繰り返し、
1941年5月14日、「インディアナポリスにあった連合キリスト教伝導団の秘書のアパートの台所で突然ガス自殺を図り、
自らの生命を絶ってしまったのである。享年五十五歳だった」。

そういえば昔、ドキュメンタリー映画の『侵略』シリーズを観た時はガラガラだったのだけど。
反対も妨害もなく、ただ淡々と見ていたのだけど。
満員で入りきらない『ジョン・ラーベ』上映会にむしろ、不思議な違和感を覚えていました。

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