去年スウェーデンに行った時、ストックホルムから日帰りでビルカに行きました。
ビルカは、ヴァイキング時代に栄えた古い町で、世界遺産にもなっていますが、
残されているのは墓石ばかり。
ビルカの小さな博物館に、日本語の本があったので、つい買ってしまいました。
『ヴァイキングの知恵』谷口幸男訳、1994年。
アイスランドの出版社だったみたいです。
125クローネ。
この箴言のアイスランド語原典のタイトルはHávamálで、
直訳すると「高きものの言葉」である。
「高きもの」とは北欧の主神であるオーディン(ヴォーダン)をさす。
オーディンはギリシャのゼウス、ローマのユピテルにあたる北欧の神である。
(「本書のタイトルについて」より)
旅の途中で、時々開いて読んでいました。
最後におさめられた箴言「名声」はこんな感じです。
財産は滅び
身内は死に絶え
自分も同じように死ぬ
だが、けっして
滅びぬのが
自らの得た名声だ
今は静かな、湖に浮かぶ小さな島。