さいかどう

去年聞いた話ですが。
某社が提供しているネット上のサービスが、
半月ほど動かない状況なのに気づかれずに放置されていました。
一応有料サービスなのですが、利用者が少ない赤字サービスです。
有料とは言え、動かなければお金は取らないので、ユーザは、
何だ動かないじゃん!で終わりだったのでしょう。
マイナーなサービスなので動かなくても苦情が殺到しなかったので、
気づきにくかったのだと思います。
サービスインしてから数年たち、開発部隊も解散してしまっていて、
誰が責任者かもわからない状態でした。
正確には、開発当時の責任者から業務を引き継いだ筈の人がいるわけですが、
その責任者は何にも聞いていないから自分は知らないと言うのみです。
話を聞いて、
不慮の事態によりサービス停止は仕方がないとして、
半月も動いていないのに気づかなかったことの方が問題では?
運用体制はどうなっているの?
と、個人的には思ったのですが、誰もみな自分は関係ないふり。
監視にお金がかけられるほど儲かるサービスではないと言う人もあり。
それなら、そんな手抜き管理状態で運営し続けると提供会社の信用は傷つくでしょ、
どうせ赤字ならサービス停止した方がましなんじゃない?
と、個人的には思ったのですが、誰もみな自分は関係ないふり。
管理すべき立場にある人たちは全員自分は関係ないふりをしていたけれど、
現場の担当者がサーバを再起動したらサービス復帰したので、
なんとなく稼動を続けているようです。
運用責任は曖昧なまま、
サービス停止の原因も不明なまま、
監視運用体制も強化されることもなく。
まあ、その程度のサービスなら、失われるのはその会社の信用くらいで、
自分にも他の人にも迷惑はないでしょうから、その程度の話ではあるのですが。
しかし、話が原発くらいになると、ちょっと訳が違う気が。
ただ、自分には、大差なく見える。
原則論で再稼動反対というつもりは更々ないのだけれど、ただ、大差なく見える。

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