スタジオライフ「エッグ・スタンド」

萩尾望都原作スタジオライフ「エッグ・スタンド」の舞台初日に行ってきました。
スタジオライフさんは、「トーマの心臓」「訪問者」「11人いる!」など数々の萩尾望都作品や、
清水玲子「月の子」、手塚治虫「アドルフに告ぐ」など、数々のマンガ作品を舞台化していて、
2001年には三原順「Sons」も舞台化している劇団です。
http://www.studio-life.com/stage/sons/

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萩尾望都さんの「エッグ・スタンド」は1984年発表。
ナチス占領下のパリが舞台。
当時から強烈に印象に残っていて、立野も19年前に熱心に語っていました…恥ずかしいのでリンクしませんけど^^;。
それを書いた頃から19年間読んでいなかった訳なのですが、
セリフを聞けば次のセリフが自然と思い出されるくらいにはしっかりと覚えていました。
いろいろなことを思い出します。

しかし、実は自分の中では、スタジオライフさんが「エッグ・スタンド」を舞台化すると聞くしばらく前から、
三原作品との関連性において「エッグ・スタンド」は静かに反芻されていました。

「ぼくは多分 なにか忘れて生まれてきたんだね」

夢の事かのように殺人を繰り返す少年ラウルの言葉が、最近ふと、
三原順さんの未完の遺作「ビリーの森ジョディの樹」のビリーに重なって思えたりします。

もう少し探究中の何かが見えてきたら、またどこかで。

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