天売島から札幌へ戻った翌2013年8月5日、札幌芸術の森美術館を初訪問です。目的は、「ほっかいどう大マンガ展」。北海道出身・在住など、北海道に縁のあるマンガ家やアニメ作家69名の原画を集めた展示会で、札幌市出身の三原順さんの名前もあります。もともとは、この展示会目当て計画した北海道旅行でした。
■「ほっかいどう大マンガ展」
会場:札幌芸術の森美術館 札幌市南区芸術の森2丁目75番地
会期:2013年7月13日(土)~9月8日(日)
主催:マンガ王国北海道展実行委員会、札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、北海道新聞社
後援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会助成:芸術文化振興基金
協力:社団法人日本漫画家協会、北海道立図書館、北海道安達学園 札幌マンガ・アニメ学院特別協力:テレビ北海道
参考:コミックナタリー記事「荒川弘、島本、山岸、ゆうき…北海道作家69名のマンガ展」https://natalie.mu/comic/news/93101
地下鉄南北線の南の終点・真駒内駅まで行き、そこから更にバスで南下。森の中に、その美術館はありました。三原順さんの原画は、概ねこの年の1~2月に江東区森下文化センターで開催された「永遠の少女マンガ展」で展示されていた中からのチョイスだったと思います。後期作品ですね。
参考:コミックナタリー記事「三原順、美内すずえらの原画展示「永遠の少女マンガ展」」https://natalie.mu/comic/news/83128
「はみだしっ子」の原画は、この頃どこにあるかわからない状態だったですね…。それはさておき。沢山の方々の原画をじっくりみることができて、幸せでした。山下和美さんは小樽出身で、この時にも拝見していました。現在世田谷文学館で展示会を開催中ですね。ヤマザキマリさんには、2015年に三原順復活祭のイベントでお会いすることになりましたし…。そして、これから8年後に、自分たちが多大なお世話になって、札幌で「三原順の世界展」を開催することになるとは、この時には夢にも思っていませんでした。一つ一つのことが繋がっている…そんな思いを改めて。
会場内撮影不可で、あまり記録に残っていないですが、伊藤隆介氏のサイトにメイキングの画像が少々ありました。
http://realisticvirtuality.ldblog.jp/archives/52362006.html
以下、図録の目次だけ。
■展覧会図録「ほっかいどう大マンガ展」
2013年7月発行
編集 札幌芸術の森美術館
発行 公益財団法人札幌市芸術文化財団
北海道新聞社
デザイン 三善デザイン事務所
印刷 山藤三陽印刷株式会社
©2013 札幌芸術の森美術館
©2013 北海道新聞社
◎目次
北海道とマンガ~「語ることの不在」という豊穣
伊藤隆介
第1章 道産子マンガのヒットメーカーたち
荒川弘 いがらしゆみこ 板垣恵介 安彦良和 山岸涼子 ヤマザキマリ 山下和美
第2章 少年・青年マンガのヒーローたち
魚戸おさむ 信濃川日出雄 すぎむらしんいち 高橋しん ツジトモ 寺沢武一
中山昌亮 藤沢とおる 藤田和日郎 星野之宣 前川たけし 三倉海楓(三倉佳境)
第3章 華麗なる少女マンガの巨匠たち
今村リリィ 遠藤淑子 大海とむ 佐々木柚奈 ささやななえ(現・ささやななえこ)
長江朋美 三原順 もんでんあきこ やぶうち優 山内のぞみ 吉村明美
第4章 ギャグマンガ、児童マンガの世界
相原コージ 青沼貴子 そにしけんじ 瀧波ユカリ のむらしんぼ
第5章 北海道のカートゥーン・シーン
いがらしなおみ 石川寿彦 エアーダイブ かじさやか(鍛治明香) ながせ義孝
山村輝夫 吉岡彰
第6章 道産子とアニメーション
宇木敦哉 湖川友謙 今敏 末武康光 杉野昭夫 mebae 安彦良和
第7章 SFブームとマニアックな視差
あさりよしとお 唐沢なをき 島本和彦 ゆうきまさみ
第8章 マンガ表現のフロンティアをめざして
市川春子 川原由美子 K.春香 鈴木翁二 諏訪緑 滝沢聖峰 はた万次郎
花輪和一 三宅乱丈 森雅之 山本直樹
第9章 広がる道産子マンガ表現
宇野紗菜 芝野郷太 野切耀子 原悠衣 町麻衣 ミカミイズミ 恵三朗
出品リスト
謝辞
今、札幌芸術の森美術館では、荒川弘さんの「銀の匙展」を開催しているようですね。あの額がまた使われているのかな? 秋には北海道立帯広美術館にも巡回とのこと。行って見たくなります…(苦笑)
銀の匙展公式サイト: https://ginsaji.exhibit.jp/
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