三原順復活祭のお話を聞いたのは、2014年10月、米沢記念図書館で行われたイベントの時でした。
そのとき、4期にわたる長期間の展示となること、トークイベントに参加して欲しいということや、
会場のPCから花束をあげられる企画への協力依頼のお話などを伺いました。
涙が出るほど嬉しいお話でした。
出来る限りの協力をします、と。
ただ、そのときはまだ、自分たちがここまで一連の三原順復活に関わっていくとは想像していませんでした。
(自分たちというのは、立野と、相方のごだまのことです)
12月、まだどんな原画が展示できるかもわからない状態で、チラシ作成だけ先行する必要があり、
その相談に乗る中で、素材の提供から、相方は撮影までお手伝いしました。
そのまま、展示の内容相談や資料提供をしていくようになり。
相方のごだまは、コツコツと作っていてまだ未公開だった三原順データベースサイトを、急遽公開しました。
これは、その後の一連の三原順復活祭の作業で、多くのスタッフが頻繁に参照する、
貴重な情報源になりました。
自分たちで三原さんのファンブックを作る長年の懸案事項も無理やり進行、年末年始は突貫工事。
それが終わらないうちに、河出書房新社からの三原特集本の話があって自分も何か書くことになり、
平行して1期展示のお手伝い、河出書房の初出調査、グッズ撮影。
気がつくと2期展示の準備、やっと自分たちの本に手がついたと思ったら、
復刊ドットコムさんの初出調査、3期展示の準備、イベントの準備。
立野はもともとの仕事も相当に忙しい時期に重なり、合間をみて週末にやっているので、
もうわけのわからない状況がずっと。
まあ、こういうときもあるよねって思いながら、こんな状況を精一杯楽しむことにして。
元をたどれば約1年前。白泉社の編集さんから、没後20年に文庫の新刊を出す企画があると、
お話を聞いたときから始まっていたのかも知れません。
その本、『LAST PIEACE』もしっかり発売されました。
嬉しいですね!
なんと、ピンクの帯(笑)!
そして、やっと自分たちの本も出来て。
気がつくともう、20年目の日が近づいてきました。
月日がたつのは早いものです…。