三原順作品と出会う

神保町に行くようになってから、『だっくす』『ぱふ』の気になる特集号を古本で買ったり、
自力で様々な情報を入手するようになりました。

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当時古書店で買っていたものの一部
「だっくす」1978年11月号「特集 樹村みのり」
「ぱふ」1979年6月号「特集 大島弓子の世界2」
「ぱふ」1980年3月号「特集 吾妻ひでおの世界」
「ぱふ」1980年12月号「特集 萩尾望都」
いずれも清彗社。

萩尾望都さんや大島弓子さんなどは、既にあちこちの出版社から色々な形態でコミックスが出ていて、
同じ作品を何回も買わないよう、作品リストを自分のノートに書き写し、単行本リストと見比べて、
まだ読んでいないものを見つけては買いました。

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立野の昔のノートの作品リストより、吾妻ひでおさんと萩尾望都さん。
ピンクの丸がついたのは入手したもの。他に大島弓子さんなどある。

マンガは古本なら新刊の半額近くなるので、蔵書量もぐっと増えていきます。
すみません、当時はお金が無かったので、全集そろえるとかは無理でした…。
でも、買ったものは大事に読んでいます。

マンガが置いてある古本屋というのは神保町には限られていて、
中野書店など何軒かを定番に巡回していました。
三原作品との出会いは確か「神保町ブックセンター」という古書店です。
今はもうなく、名前もうろ覚えですが…。

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当時自分が買った「はみだしっ子」の花とゆめコミックス。

感動的な出会いではなく、乱読期に入っていたので、
どこかで名前を見かけた『はみだしっ子』のコミックスがあったので買ってみたことでした。
それから、どれだけ自分がその世界にはまったかは、今の三原サイトがその惨状(苦笑)。
コミックスベースでしたが、1冊1冊、読むのがとても幸せだった記憶です。
確か自分のサイトでも書いていますが、最初に読んだ時点で、
「階段の向こうには…」にはムンクを感じていましたし、
「夢をごらん」にはパスカルを感じていましたし、
「山の上に吹く風には」には太宰を感じていました。
「つれて行って」にはドストエフスキーを感じていましたね…これは確かまだどこにも書いていないですが。

その頃から、友人たちに影響を受けるのが主の文化から、
自分が入手した情報と自分の感性に振り回される(?)文化に、
徐々に戻っていく訳ですが、それはまた…。
(まだ書くのか?)

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