2022.7.11 神保町の岩波ホールで、『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』を鑑賞。
旅人で作家のブルース・チャトウィンが亡くなったのは1989年、映画は2019年。ヘルツォーク監督は、なぜ30年も前に亡くなった友人の映画を撮ろうと思ったのだろう。映画を見ていると、それが自然なことに思えてきました。
ラストシーンで、自らの死を悟ったチャトウィンが、物語の中で自らの死を探すように書いたとされる「The Songlines」の最後の一節が朗読されます。
「アボリジニの人々は、死が近づくと長い旅をして――。生を受けた場所に帰っていく。歌いながら進み、生を受けた地に還る。――森の空き地に簡素な医療用ベッドが3台あり、瀕死の男たちが臥せている。骨と皮だけになり、ひげも髪もない。彼らは死に向かいつつ――ユーカリの木陰で、ほほえんでいた」
岩波ホールは2022年7月29日で営業終了。
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