成り行きで埼玉県は草加へ。
草加神社にお参りして、ふとカレーでも食べたい気分になり、境内でお店を検索。
すると、すぐ近くにパキスタン料理があると。
行ってみると、「BUTT HALAL FOODs」と書いてある。
ハラルフードといえば、イスラム法で認められた食材。
本格的、かも?
窓に
「今日のスペシャルメニュー
マトンカレー ナン or ライス付
サラダ付 飲み物付
(チャイ、マンゴジュース、ラッシー)
¥850」
とあり、Openもかかっているので営業はしてそう。
それにしても、中は怪しげ。
一応、お客さんも入っているようでしたので、思い切って入ってみました。
一組のお客さんが食事している奥に、
もう一つテーブルがあるのですが、
椅子が雑然と詰まれてセットアップされておらず、
店員さんも中々出てこないので、
とりあえず自分でテーブルを動かして着席。
超ネイティブな感じのおじさんがメニューを持ってきてくれる。
メニューは綺麗だけど、頼んで本当に出てくるのかな、という感じなので、
本日のマトンカレーをお願いする。
おじさんは「ツー、マトン、ナン」みたいに、にこやかにしてくれる。
けれど、日本語が通じる気配はない。
水をいただいて、店内を見渡すと、何とも不思議な空間。
倉庫であり、店舗であり、そして事務机もある。
奥のテーブルには豆類の袋が雑然と積まれ。
棚いっぱいに現地のカセットテープ。
現地の食材やDVDや新聞のようなもの。
インド辺りで感じるような、雑然感。
日本人だとこうはならないような。
息子さんらしい若い男の子が食事を持ってきて、
「ナンハ、オカワリデキマス」
と言ってくれるけれど。
だんだんここが日本だと思えなくなってくる。
最初にいたお客さんも初めてだったみたいで、
「お会計ってどう言ったらいいのかな」と、
苦笑いしながら。
カレーは、おいしかったです。ラッシーも。
何より、日本にいてこれだけの異国情緒が味わえるとは。
凄く楽しかったです(※)。
何とも貴重な体験でした。
後で調べたら、レストランとしては「パンジャビ・ダイニング」が名称で、
パキスタンバザール等のイベントに出店しているみたいです。
http://www.pakistanembassyjapan.com/2sb.html
いつか、バザールにも行ってみようかな。
(※)感じ方には個人差があります(^^;)。