[タイの国旗]

カンチャナブリ、秦面鉄道、バスに挑戦、カオサン通り


立野日記スペシャル・2002年タイ旅行
立野 昧
竹の筏で タムカセー駅のレストランで昼食 タムカセー駅のホームにて

2002年7月7日(日)、曇・晴・雨。 1日カンチャナブリのツアー。 夜は、バスに乗ってカオサン通りへ。

浮遊する尼さんと洞窟寺

浮遊する尼さん

カンチャナブリへはバンコクから西へ2時間くらい。 ミャンマー方向に走る。 朝の国会議事堂周辺でジョギングしている人たちや 清掃している人たちを見ながら高速に乗り、西を目指す。 この日は同じコースは参加者は立野たちだけ。

カンチャナブリやナコンパトムへ行く普通のツアーも知りつつ、 ちょっと変わったのにしてみました。 象に乗ったり筏に乗ったりする奴です。 しかし、最初に行った浮遊する尼さんのお寺というのは、 何だか変なところでした。

「昔のお坊さんは水の上を歩けた。今は出来ないが、 浮くことは出来る」というのがコンセプトらしく、 タイの人たちの観光客も多いのですが、 何かとっても変な感じ。 日本でも昔は結構あった、わけのわからない見世物系なのでは… という感じでした(苦笑)。

洞窟寺

浮遊する尼さんと一緒のところにある (というかもともとこちらがメインかな)、 洞窟のお寺に参拝。山の中腹に登る感じで、景色が綺麗でした。 その昔、中国系のお金持ちの人が、 お坊さんに病気を治して貰って、 そのお礼にお寺を建てたというお話を聞いた気がしますが、 お寺の名前は忘れてしまいました (^^;)。



クウェー川鉄橋

クウェー川鉄橋 爆弾は実物(火薬は抜いてある)

カンチャナブリに着く。 日本でよくクワイ川と呼ばれるクウェー川にかかる鉄橋は、 映画「戦場にかける橋」で有名になった舞台。 現在の橋は当時とは違うわけですが、イメージはそれ。

橋の上

高いところに弱い(?)立野がするすると鉄橋の上を歩いて行くので相方が驚く。 立野はそういう鉄橋とかがあるところで育ったので、 こういうところは大丈夫なのです。



礎石

鉄橋にこんなプレートが…。 B.E. は Buddist Era (仏暦)かな。 仏暦2491年は、西暦1948年。

YOKOGAWA BRIGE WORKS TOKYO JAPAN ということは、 終戦後も日本が事業をやって仕上げたのかな?  帰ってきてからあちこち検索してみたのですが、 結局良くわかりませんでした。


ゾウといかだのトレッキング

立野はこの旅3度目の象にのりました。 相方は2度目。楽しそうです。

象使いの少年が鼻に支えられて乗りました トカゲ?

しばらく象乗りを楽しんだ後、今度は竹の筏に乗ります。 ちゃんとライフジャケットのようなものも貸してくれました。 途中、ワニだかトカゲだかがいるところに近寄ってくれました。 が、後々この件について議論が沸騰。 つまり「あれはゴム製なんじゃぁ」(苦笑)。 うーん、よくわからないけど、あり得なくもないですね (^^;)。 まあ、あまり気にしないでおきましょう。


筏を漕ぐ少年

帰りは、立野も筏を漕がせてもらいました。 いい感じの少年だったです。


タムカセー駅と秦面鉄道乗車

ワゴン車に乗ってタムカセー駅に。 途中、ガイドさんが「右手の畑、とうもろこしに、じゃがいもです」 と説明してくれる。が、左手の畑については何も言わない。 左側の席でぼーっと外を見ていた相方が、立野に耳打ちして来る。

あれ、大麻じゃない?

をを。立野は葉っぱを見てもわからなかったですが、 後に検索してみた大麻の画像には、非常に似ていたと思います。 説明しなかったところがまた何とも…。

まあ、大麻にとてもよく似た作物が栽培されていた、 と言っておきましょう (^^;)。 しかし、あれが大麻だとすると、帰りの秦面鉄道の車窓から、 広大な大麻畑が見えていたことになるような…。

タムカセー駅 タムカセー駅から下流を見ると対岸は別荘地 駅のレストランと別荘地への船の桟橋

タムカセー駅は川沿いの崖の上にある駅で、 とても眺めのいいところでした。 新しい駅舎を建設中。何でも、何年後かにノルウェー王室の方が いらっしゃる予定だそうで、秦面鉄道沿線はあちこち整備をしているそうです。

川の対岸に小奇麗な建物が立っていますが、 欧米人の利用の多い別荘地なのだそうです。 新婚旅行でここに来る欧米人のカップルも多いのだそうです。 タムカセー駅の下に桟橋があり、そこと別荘地を結ぶ賑やかな船が出ていました。 そんな訳で、駅には欧米人も多く賑わっていました。

タムカセーレストラン

そんな風景の見える駅のレストランで食事。 天気が良くて眺めもよく気持ちが良かったです。



やっと下りの電車が見えてきました

タムカセー駅からカンチャナブリ方面(言わば上り方向)に ちょっとだけ電車に乗るのですが、その電車がまた少なくて、1日2往復。 しかも、時刻表より遅れることが実に多い (^^;)。

終点のナムトクまで行って引き返して来る電車に、我々は乗る訳ですが、 昼食を食べ終わった頃に、 やっとナムトク方面に行く下りの電車が来ていました。



タムカセー駅に停車する下り電車

ガイドのおじさんはが「電車が40分ほど遅れている」と 非常に申し訳なさそうでしたが、 我々はむしろここでゆっくり出来てラッキーという感じでした。 電車を外からゆっくり撮ることも出来ましたし、 線路の上をゆっくり散歩したり出来ましたし。

麦わら帽のような帽子を被ってたたずんでいるおじさんがそのガイドさんですが、 相方が、どうも仕草がおかまっぽい、と。 次の日、同じツアー会社の若いいたいけさんのガイドさんに 相方が確認したところによると、やはりおかまさんとのことでした。 うーむ、鋭い。 確かに言われてみると、仕草やしゃべり方がそんな感じだったような。



タムカセー駅すぐの線路脇に洞窟 旧日本軍も使っていたという洞窟

駅のすぐ近くに、その昔日本軍も使っていたという洞窟があるそうで、 行ってみました。今は仏像が置かれ、お寺になっています。 静かにお参りをしてきました。

ガイドのおじさんが、ヘビに気をつけてくださいねと 繰り返し注意していました。

秦面鉄道に乗車 対岸の別荘地

結局1時間以上遅れて上り電車が到着。 ここら辺りが眺めがいいところなので、 身を乗り出してはしゃぐ人たちがたくさんいました。

バンコクでバスに挑戦

バンコクでエアコンバスに乗る

ツアーの車でクラシック・プレイス・ホテルまで戻ってきて、 ひとまずシャワー。そしてカオサン通りに繰り出すことにする。 クーラーの効いたワゴン車で寝ながら帰ってきたし、 相方の体調も良くなってきているし、 カオサン近くのタイ古式マッサージにも行ってみようというということで。

しかもバスに挑戦しようという魂胆。 複雑なので観光客は利用しない方がいいと言われるバンコクのバス。 ただ、予め日本でホテル近辺のエアコンバスの番号と路線を調べておいたので、 とにかくそれに乗ってみようと。

ホテル前のニューヘッブリー通りからカオサンや王宮方面に行く エアコンバスは512番 ( http://bangkok-busmap.virtualave.net/busmap/search/512.htm )。

さすがにバス停までは事前にわからなかったので、 ニューヘッブリー通りを西に歩きながらバス停を探す。 すぐにキリスト教系っぽい学校があり、 「学校の前っていかにもバス停ありそう」と言っていたら、 確かにありました。


バスのチケット(大きさは切手くらい)

512番のバスを待って、いよいよ乗車。 乗降用のドアは後ろだけで、後ろ乗り、後ろ降り。 運転手さんの他に車掌さんがいて、その方にお金を払うらしい。 すっと乗ってしまって、誰にお金を払うのか一瞬わからなかったですが、 相方が切符とお金を入れる筒をもったお姉さんに気づいてくれる。

エアコンバスの料金は距離により10〜18バーツくらいとのこと。 いくらか良くわからないので、タイ語でカオサンの字を書いた地図を示し、 20バーツ紙幣を渡してみる。 するとお姉さん、10Bのチケットが2枚つづりになった切符を返してくれる。 どうやら、10B×二人分でちょうどということだったらしい。 やっぱり、タクシーに乗るよりずっと安いですね。

さて、降りたい停留所の直前にブザーを鳴らすのは日本と同じですが、 問題はどこで降りるか。外をきょろきょろしながら 「今、線路渡ったよ」「そろそろ民主記念塔じゃない?」などと 相方と会話する。 ふと、立野が座った席の隣のいたいけさんが、「May I help you?」。 「ソイ・カオサンに行きたいんです」と言うと(一応英語)、 私はここで降りますが、2つ先の停留所で降りて下さい、と。 ありがとでした〜。



カオサン通り

カオサン通り(セブンイレブンの看板も見えますね)

バスを降り、広い通り(ラチャダムヌン・クラン通りかな)を横断して、 少し裏手に入ると、 すぐにカオサン通りでした。



夕暮れのカオサン通り

「裏通りまで安宿がひしめく、世界に名だたるバックパッカーの聖地」 とのことですが、欧米人の多いあまりいかがわしくない繁華街、 といったところ? 若い旅行者が多いわけで、レストラン、バー、 現地ツアー会社、マッサージ店、ネットカフェ、コンビニ、などなど。 そして、ひしめく屋台も(バンコクの他の屋台街に比べ) 欧米人に受けそうな感じのものが多い。 「毎晩がお祭りの縁日のよう(by『歩くバンコク』)」な街に 遊びに来る現地タイの若者も多いとのこと。



カオサンの旅行代理店

カオサンの旅行代理店。 「国際電話(OVERSEA CALL) 15B」とか、 「洗濯(LAUNDRY)1kg30B」とか、看板が出ていますね。

ネット端末だと、1分1Bみたいな看板も見たような。



サンティチャイ・プラカーン公園

サンティチャイ・プラカーン公園

カオサンからチャオプラヤ川沿いに出たところにある、 サンティチャイ・プラカーン公園に行ってみました。

『歩くバンコク』曰く、「カオサン族の憩いの場」「隠れた夕日スポット」 ですが、夕日には間に合わず、だいぶ暗くなってから到着。 でも、人も多く、ところどころに楽器を奏でる人たちがいて、 なるほど憩いの場。

川べりのステージでしばらく座っていました。



チャイディ・マッサージ

チャイディ・マッサージに行きました。 やはり「歩くバンコク」で紹介されていた店なのですが、 日本人の経営するマッサージ店なのだそうで、 日本語の情報交換のノートがあったり、エアコンもあり、 日本人の憩いの場的存在でもあるらしい。

立野たちが入ったのは夜7時過ぎで、少しすいていて、 すぐに始めてもらえました。 タイ古式マッサージ2時間コースにしたのですが、後で知った、 フットマッサージと組み合わせたチャイディスペシャルなんてのも、 面白かったかなぁ。

立野たちには、ベテランぽいにーちゃんたちがついて、 いい感じにやってくれました。

マッサージ用タイ語として、「痛い」が「ジェップ」であることを 覚えておきましたが、覚えていて良かったです。 いや、痛かった訳ではないのですが、にーちゃんに「ジェップ・マイ?」って 聞かれるんですよね。

タイ語で「マイ」は頭につけて否定(NOT)の意味になったり、 語尾につけて疑問文にしたりすると、教わっていました。 最初はピンと来なかったのですが、 何度か「ジェップ・マイ?」って聞かれるうちに、 「痛いですか?」って聞かれてるんだということを理解。 で、たぶん「痛くない」は「マイ・ジェップ」だろうと思って返事をしたら、 通じました。良かった良かった。 ちなみにマッサージで気持ちがいいのも「サバーイ」で通じました。

チェンマイのドイステープ寺院で右腕に巻いてもらったお守りの紐を触って、 マッサージのにーちゃんが何か言っている。 「チェンマイ、ドイ・ステープ」と言ってみると、そうかそうか、 という感じで、嬉しそうにしていました。 この方もチェンマイの方の出身なのかなぁとか色々想像しましたが、 さすがにそこまでの会話も出来ず、ちょっと残念。

立野たちがやってもらっているうちに、 日本の学生らしき男女数名が入ってきてがやがやと順番待ちを始め、 「日本のマンガあるよ」「『美味しんぼ』とか」 などという会話が聞こえてくる。 「誰か飲みに行く人いない〜」と女の子を誘う声に、 どこそこに泊まっている誰ちゃんは飲むの好きだから誘ってあげて〜 などなど。楽しそうですね。カオサン辺りの安いゲストハウスに泊まる 旅人はノリが違って面白い。

マッサージが終わり、料金は260B。 チップを乗せて300B払ったかな。 それでも2時間で900円程度。安いですよね。 チップが良かったからか、フルーツをサービスしてくれました。

順番待ちしていたのは、日本人の女の子が数人と、 韓国人のカップルっぽい二人(ハングルのガイドブックを見ていたので)。 待っていたスカート姿の日本人の女の子の一人が、 近くでマッサージを受けている女の子がスカートで パンツが丸見えなのに気づき、これは自分もマズイと思ったのでしょうか。 ロッカーを開けて荷物の中からジーンズを取り出し履き替えている。 立野の横で…。更衣室がないからしょうがないのでしょうが、 それはそれでマズイのでわ (^^;)。

(つづく)



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(C) Mai Tateno 立野 昧