2002年7月2日(火)、天気は曇り。 今日は一日チェンマイ観光です。
羽化したての蝶 |
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まずはらん園へ。 日本の大きならん園とかに比べると、とても小さい。 でも、植物が元気な感じがします。
奥に蝶が放し飼いになった温室のようなところがあって、 蝶がたくさんいて面白かったです。さそりもいました。 昆虫の標本のコレクションも何気に凄い。
サナギをいっぱい集めて棒につるしているところがあって、 今まさにサナギから出てきたらしい巨大な蝶がいました。びっくり。
象キャンプは、入り口にいきなり子ゾウが。 餌のバナナを買ったら鼻でふんだくられるように食べられてしまう(笑)。
水浴びショーをやるというので、橋の所へ。 まもなくあちこちからゾウが集まって来てゾウだらけになる。 ここのキャンプには全部で75頭のゾウがいるらしい。
川の中でざっぷんと横になって頭まで水に浸かっているゾウさんもいます (写真右上)。何だか、気持ちよさそう。 動物園のゾウと違って、ここのゾウさんはのびのびしていて何となく楽しそう。
ゾウ、鼻でお絵かき。 |
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それから、ゾウのショー。 ゾウが鼻でハーモニカを吹いたり、 地面に横になった人間に鼻でマッサージをしたり、 サッカーボールを蹴ったり、 様様な芸をします。 鼻で絵を描くゾウもいました。
いよいよゾウに乗ります。 1時間くらい、近くの山を登り、川に入ったりします。
ガイドさんの指示に従い、 ゾウに乗る前に餌のバナナを買って(確か10バーツか20バーツ)、 自分の乗るゾウさんにあげました。よろしく〜。 ゾウに乗って、少しずつ山を登っていきます。
今回の旅行ではその後2回ゾウに乗るのですが、 ここのゾウキャンプのが一番乗りやすかったです。 他のところでは背もたれが鉄柵のままで、 もたれると背中に食い込むように痛かったりしたのですが、 ここのエレファントキャンプでは背中にしっかりしたクッションが入っていました。 後ろにもたれられないと疲れるので、長時間乗るときには嬉しい。 また、座った後に椅子の前に横にバーを下ろしていたのもここだけでした。 落下防止に遊園地の乗り物なんかでやるような感じの奴です。 椅子も遊園地みたいなので、まるで遊園地の乗り物に乗っているような気分。 それだけ観光客慣れしているということなのでしょうけど、 おかげで初めてのゾウ乗り体験も非常に楽しめました。
ここのゾウの背中の椅子は、前バーつき、背中クッションつきで乗りやすい。 |
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前後に欧米系のいたいけさんのグループがゾウに乗っていたのですが、 ゾウの首に乗るのも挑戦していました。 さすがに下り道は危ないのでゾウ使いさんに止められていたみたいですが、 やりますね〜。
ゾウはとてもおとなしく、ゆったりした感じです。 そして、ゾウさんは何かと道草を食います。 あんまり食べているとゾウ使いさんが叩くのですが、 ゾウ使いさん、終始ゾウについた蚊や虻とかをはらってあげていて 大事にしている感じでした。
ゾウ使いさん、タイ語で歌を歌ってたりするのですが、 時々日本語で「こわいよー」とか「おちるよー」とか「がんばれー」とか言って、 サービスしてくれました。 口笛で「上を向いて歩こう」を吹いてくれたり。
そして、前方のゾウがウンチをしていたら日本語で、「ウンコ!」(笑)。
ゾウさんはウンチも大きい。
その後、山を降りて、川に入ります。 川の中を歩いて、出発地点に戻って来ました.
前もってガイドさんに 「降りたときにゾウ使いさんにチップ50バーツあげてください」 と言われていたので、その通り渡しました。 途中でゾウ使いさんに撮ってもらった写真は失敗だったけど (デジカメが何故か動画設定になっていた ^^;)。
ホリデーガーデンホテルに戻り、昼食。 ここのホテル、街の中心部よりやや離れていて、 1日観光の途中の昼食スポットとしてよく使われるらしい。 我々はそこに泊まっているので、 またしても中心部よりやや離れたところに泊まっている訳です (^^;)。
午後、ドイ・ステープ寺院へ。 チェンマイの街は盆地のようなところにあるのですが、 その周りを取り囲む山の上にあります。 日本語ガイドさんによると、「ドイ」は「山」の意味。 ステープ山の寺院ということになるのかな。
寺院へは348段の階段がありますが、 ケーブルカーがあるので、ケーブルカーで登る。
囲いに囲まれたしっかりしたケーブルカーで、 ガイドさんは何年か前に出来たケーブルカーだという。 立野の両親が7年前に来た時にもケーブルカーで登ったと言っていたので 聞いてみると、それは古いケーブルカーですね、と。 古いケーブルカーで人が落ちる事故があって、作り変えたのだそうです。
上に着いたら、まず周りを回りました。 展望台があり、チェンマイの盆地を一望できました。 空は曇りでしたが下の視界は開けていたので、よく見えて気持ちよかったです。
鐘がたくさん並んでいて、自分で鳴らすことが出来ます。 それぞれに違う音色なのですが、日本の鐘の音と似ていて何となく落ち着きます。
仏舎利を運んだ白いゾウの神話を、ガイドさんが丁寧に話してくれました。 白いゾウの右に、ジャックフルーツの木がありました。
いよいよメインの仏塔です。高さ22メートル。 地震で崩れては補修されてきたらしい。 7年前には落雷でやられたとか。 その後補修され、塔の先端には国王から戴いた 大きなダイヤモンドが飾られています。 ガイドさんはそれが嬉しいらしく、懸命に見えますか〜と (^^)。 30代の小柄な女性のガイドさんで、真面目な方でした。 今回の旅行で会った日本語ガイドさんの中で 一番日本語が上手だったと思います。
塔の隣の傘が、タイ北部独特のものだそうです。
干支の彫刻があって説明してくれる。 タイでは亥(いのしし)年が、ゾウになるのだそうです。 うーん、ゾウ年。かっこいいかも?
お参りをしたいと言うと、嬉しそうに教えてくれました。 ロウソク・線香・お花の3点セットと、金箔を買う。 ロウソクをつけて立て、火をつけた線香とお花を手に挟んでお祈りし、 線香とお花を捧げます。 金箔は、自分の生まれた日の曜日の仏様の像に張ります (別にこだわらなくても良いのでしょうが、このときはそうしました)。 生まれた日の曜日がわからない人のために 受付に100年カレンダーがあって調べられます。
その後、仏像のある建物の中で、 お坊さんにお守りの紐を結んでもらいました。 男性はお坊さんの前まで行って、お祈りして貰って、 お坊さんに右腕に直接紐を結んでもらいます。 お坊さんは女性には触れられないので、 女性には別の方がかけてくれます。
手首に結んで貰ったお守り。 |
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帰りもケーブルカーで降りてきました。 後で両親に聞いたら、帰りは階段を下りて来たとのこと。 眺めもいいし、飾りも綺麗らしい。 なるほど、そうすれば良かったかも…。
下りてくると、勢いのいい土産物売りのお嬢さんが…。 いや、登るときにもいたのですが、これがまたパワフルな方で、 織物のバッグのようなものを持って日本語で「4つで千円〜」 と叫びながら駆け寄ってくる。どうせ買うのならちゃんと選びたいし、 そもそも4つもいらないよなぁ(苦笑)。
車を乗り換えて、メオ族の村へ。 荷台に向かい合って座る乗合トラックのような感じですが、 客が2人だけだったので前の席に座りました。チェンマイでは3日間、 ずっと客は二人だけで同じガイドさんのチームでした。
メオ族の村の道路沿いは、土産物屋だらけ。 こんなにいっぱいあって共倒れにならないのだろうかと心配になるくらい。 そこを車で抜けて、まずはメオ族の暮らしが覗けるという村の奥のほうにある家に。
家の入り口に鶏とひよこがいて、おばあさんが餌をあげていました。
家の前は織物製品を並べて売っていました。 家の中は真っ暗で、おじいさんがぼーっと座っていました。 裸電球が一つぶらさがっているのですが、明かりはつけていませんでした。 ガイドさん曰く、ここで9人が生活していると。
ガイドさんによると、 昔は麻薬などを作っていたところもあったけど、王様が色々努力して、 今は麻薬を作らずに織物を売って生活が出来るようになったと。
家の前で何かを買ってあげようと思うけど、あまり欲しいものがない。 ひも付きの小さなポーチを小銭入れとして買う。3つで100バーツ。 3つもいらないし、たぶんちょっとふっかけられているけど、 まあ、その小銭入れは旅行中すごく活躍したので良しとしましょうか。
土産物屋が並んだ舗装道路を歩きながら戻っていく。 殆どが織物。何故かチベットの土産のような店もありましたが…。
土産物屋の一つで、機織り機を見せてもらいました。
途中学校もあって、下校時間なのか、 リュックをしょった子供がちらほら歩いていました。元気そう。
日本人のおじさんがいる土産物屋に連れて行かれました。
おやじさん、この村は電気はまだなんで、夜はランプなんですよ、と。 しかし、村までずっと舗装道路、電柱もあったし、 最初に見てきた家にも裸電球がぶら下がっていたし、 何より大きな衛星放送受信アンテナを2つも見てきたし…(右写真)。
まあ、発電機があるのかも知れませんが、 変にランプとか強調するから怪しさ炸裂(苦笑)。
後で「地球の歩き方」を見て、この村が 「メオ・トライバル・ビレッジ」というところだったとわかりました。 たぶん、最初に入った家は、地球の歩き方曰く 「山岳民族博物館と名付けられた民具が展示された家(料:10B)」 だと思います。 ドイ・ステープからの途中、別荘地というところを通り過ぎたのですが、 これが「プー・ピン宮殿」という、タイ王室の離宮のあるところらしい。
別にそんな無理に未開ぽく取り繕おうとしなくてもいいのに(苦笑)。
その後、ホテルに戻る。夕食まで時間があったので、 ホテルのタイ古式マッサージを頼んでみる。 2時間500バーツ。ホテルのなのでちょっと高めですね。 いたいけさんのマッサージ師にぐりぐりやられる。
マッサージはその後またバンコクでもやりました。
夜はカントーク・ディナー・ショー。
8種類の郷土料理の器が、カントークと呼ばれる 朱色の丸いお膳に乗せられています。 他にもち米、炊いたご飯がつけられ、手づかみで料理を食べます。 チェンマイの古いもてなしのスタイルらしい。
タイに来て初めてアルコール摂取。シンハービールを飲みました。 そして、これがタイで口にした唯一のアルコールになりました (詳細は今後の続きにて ^^;)。
途中から、チェンマイの古典舞踊のショーが始まります。 まずは長い付け爪をつけた魅惑的な踊り。 他に、鶏のイメージの衣装をつけた踊りや、 男性が剣をぶるんぶるん振り回す踊りなど。 田舎娘っぽい衣装のダンスがとても可愛かったです (^^)。
後にバンコクで、チェンマイは美人さんが多いと聞きましたが、 なるほど、そうだったかも知れません。 舞台まん前の位置だったので、よく見えて楽しかったのもあるでしょうが、 後にバンコクで見た古典舞踊よりこちらの方が素朴に楽しめました。
ショー終了後、チェンマイのナイトバザールへ。
もともとのツアーパンフにはこの日の予定が 「夜はカントークディナーショー、その後ナイトバザール観光」とありました。 しかし旅行に持っていった「日程表」にはその記述もなく、 現地ツアーのガイドさんも「聞いてない」と。
それで、ディナーショーの店からナイト・バザールまで送ってもらい、 帰りはホテルまで自力で帰ることにしました。 別にこれはこれで一向に構わなかったのですが、こういうこともあるんですね…。 今度から気をつけよう<パンフと日程表の違い。
ホテルが市街地から少々あるので、ガイドさんに帰り方を教わりました。
などなど、とても丁寧に教えてくれて、 念のために「何かあったら連絡して下さい」と ガイドさんの携帯番号のメモまでくれました。 ほんとに、真面目な方でした。ありがとう。
ナイトバザールの真中、マクドナルドやスターバックスのある辺りで 降ろしてもらう。なんか、欧米人が多い。 ちょっと、後にバンコクで行ったカオサン通りの雰囲気に近い。 観光客向けの露店の品揃えはあまりバンコクと変わらない感じ。
面白かったのは雑貨類。 何気に、日本の雑貨屋さんで見かけたようなものが安く売られている。 なるほど、結構タイから仕入れていたのですね…と妙に納得。 雑貨好きにはたまらないかも。
さすがに疲れてきたので、10時頃にはホテルに帰りたくなりました。 ナイトバザールの道端でトゥクトゥクが何台かぼーっと客待ちしている。 その一台のおやじさんにホリデーガーデンホテルを告げると、 おやじさんはエイティ(80B)と。 んで、フィフティと言ってみたら、おやじさんはシックスティと。 60Bということでトゥクトゥクに初体験。
ナイトバザールの中を駆け抜け、旧市街の崩れかけの城壁や 噴水のあるお堀脇を通り抜けて、無事にホテルへ。
ぐっすりと寝ました。 明け方、下痢で目が覚めるまでは(^^; つづく)。