[タイの国旗]

暁の寺、王宮、チェンマイへ


立野日記スペシャル・2002年タイ旅行
立野 昧
バンコクの高速では路肩も道?
バンコクの高速では路肩も道?

2002年7月1日(月)、 ツアーにバンコクの半日市内観光だけ組み込まれていて、 午前中は王宮などメイン観光スポット巡り。午後は、チェンマイに飛び立ちます。 前日、着いた日に遊びすぎていて眠い(苦笑)。

旅行会社のワゴン車に荷物を積んで観光。 客は別のホテルの夫婦と一緒で4人。 その夫婦は午後にサムイ島に飛び立つとのこと。 ビーチ・リゾートですね。 日本語ガイドさんはチェンマイ出身で静かな感じの男性。

バンコクの渋滞はひどい。 朝の渋滞は7時〜10時頃とのこと。



タイの宝くじ

宝くじ売り場などを通り過ぎ、王宮方面へ向かう。 宝くじは1枚90バーツ。広げてある番号から選んで買う。 毎月1日と15日に当選が発表され、 賞金は1800万円くらいとか言っていたかな。

チャオプラヤ川の渡し舟

チャオプラヤ川の渡し舟から
チャオプラヤ川の渡し舟から

ター・ティアン船着場近くで車を降りる。 茶色い水をなみなみとたたえたチャオプラヤ川を渡し舟で渡って、 ワット・アルンへ。船がたくさん行き交っています。大型の船は少ない。

バンコクに着いてからずっと思っていたのですが、 昔の日本と今の日本が同居しているような感じがします。 近代的な高層ビルがあるかと思えば、 ごちゃごちゃした闇市のような(?)活気が溢れていたり。



ワット・アルン(暁の寺)

ワット・アルン(暁の寺)

「ワット」はお寺、「アルン」は暁の意味ですね。

ワット・アルンの境内はのんびりした感じ。 塔の上の方へ登れるらしいのですが、このときは登れなかったです。 周りをぐるぐる回っていました。綺麗なお寺でした。



タイでの金銭感覚

ワット・アルンにて
ワット・アルンにて

この日の日本語ガイドさんによると、 タイ人の大学卒の初任給は6800バーツ(約2万円)ほど。 兵隊さんの場合、4000バーツ。ただ兵隊さんの場合、 食費・住宅費は別に収めなくてもよいらしい。

バンコク市内のアパートの家賃は、月2800バーツくらいから あるけれど、安い物件は治安が悪い場所にあったりして、 あまりよくないとのこと。そこそこのアパートにすると 月3500バーツくらい。 他に1日100バーツくらいの生活費がかかるので、 アパート暮らしをすると結構余裕がないらしい。

ガイドさんはチェンマイの日本語学校で日本語を学び、 昨年バンコクに移ってきたそうですが、 バンコクは住みにくいと話していました。 なんか、実感がこもってました。

為替レートで言うと、2002年7月現在、1バーツ=約3円。 立野の両親が7年前にタイ旅行に行ったときは、 1バーツ=約5円だったそうです。 1997年に通貨危機があって、レートが著しく下がったらしい。

一般的なタイ人の昼飯代が40バーツ程度。 そう言えばフードセンターでもラーメン一杯35バーツでした(量が少ないですが)。

日本円に換算すれば大概のものは安く感じられます。 でも、少しは現地の金銭感覚で考えた方がいいですよね。 100バーツは千円くらいの気分でいるといいのかも。



兵役とお坊さん

階段に猫が
階段に猫が(ワット・アルンにて)

聞くところによると、タイでの徴兵は、くじ引き。 一定の年齢(何歳か忘れた)で抽選をして、 外れた人は生涯徴兵されることはない。

病気や障害のある方は抽選を免除される訳ですが、 お金持ちの人はお医者さんにお金を渡して 偽の診断書を作ってもらったりするらしい。 だから、兵隊さんになるのは貧しい層の人たちが多いという。 うーん。軍人さんに不満が累積して爆発しないことを祈りましょう…。

タイでは住民の殆どが仏教徒。 お坊さんは厳しい戒律を守っていて、尊敬されている。 そして、男性は生涯に一度、一定期間、お坊さんになる習慣がある。 いつ、どれくらいの期間かは自由。 子供がお坊さんになることが決まると、 家族は大喜びでお祝いをするという。



ワット・プラケオ(エメラルド寺院)

ワット・プラケオ内、プラサート・プラ・テープビドーン

再び渡し舟で戻り、今度はワット・プラケオ、通称エメラルド寺院へ。 かつての王宮や、国の本尊であるエメラルド仏のあるところです。

この守り本尊、もともとはラオスのもの。 チャオプラヤ・チャクリ将軍(ラーマ1世)が、 ラオス侵攻の戦利品として持ち帰り、 そのまま国の本尊にしてしまったという (^^;)。

エメラルド仏のある本堂内は撮影禁止。靴を脱ぎ、脱帽して入ります。 本堂内は天井が高く、涼しい感じで気持ちが良かったです。


飾りに同化するかのように猫が(ワット・プラケオにて)

本堂横のプラ・モンドップの裏に、 アンコールワットのミニチュアがあります。 ラーマ4世が作らせたものだそうで、とても綺麗です。



みやげ物屋めぐり

トラックで仏像を運んでいました
トラックで仏像を運んでいました

その後、みやげ物屋めぐりなど。 ジュエリーに、タイシルク。 ご飯を食べたらどっと眠気が。 昨日、遊びすぎたようです。 伊勢丹辺りで自由行動だったので、 スターバックスで半分寝ていました(苦笑)。

ちなみに伊勢丹にいると、作りが日本のデパートに凄く似ていて、 タイにいるのを忘れてしまいそうな感じ。日本語も多いですし。



「マイペンライ」

マイペンライは、タイ語で「だいじょうぶ」「ドンマイ」といった感じ。 タイ人の気質を表現するのによく使われる言葉だそうです。

立野は今回の旅行、Tシャツの類をあまり持ってきませんでした。 タイで安いTシャツを買うのも面白いなと思って。 タイのスターバックスにいい感じのTシャツがパッケージされて並んでいて、 綺麗にディスプレイされていたのですが、 見ていたらそれを倒してしまいました。 元の形に戻そうとしたのですが、 微妙なバランスで立てかけてあったのでうまく元に戻せない。 わたわたしていたら、いたいけさんの店員さんが 「May I help you?」。これ、ごめんなさい〜と言うと、 いたいけさんは笑顔で「マイペンライ」。 うーん、いい言葉だと実感 (^^;)。 ありがとでした>スタバの店員さん。



チェンマイへ

チェンマイのレストランでの夕食

夕方、ドン・ムアン空港からチェンマイへ。 やはりタイ国際航空で、北に向います。 チェンマイの夕方の気温は26度。 バンコクに比べて、ずっと涼しいですね。わーい。

現地のツアー会社の車が迎えに来てくれていました。 日本語ガイドさんによると、今日はずっと降ったりやんだりだったとか。 明日の象ツアーは晴れるかしら…。

日本の旅行会社の予定と、現地ツアー会社のプログラムを つき合わせてみると、若干違う。 今夜の夕食がついている筈が、現地ツアーのプログラムには入っていない。 旅行会社の日程表に「夕食」の表記があるのを見て、 現地ツアーの人は急遽レストランに連れて行ってくれました。

チェンマイの小さなレストランでしたが、とてもおいしかったです。 写真のジュースはスイカジュース。タイではスイカがたくさん採れて、 とても安いので、日本ではとても高価になってしまうであろう スイカのジュースがオレンジジュース等と同じ値段で飲めます。 そして、とてもおいしい。

料理を堪能して、夜はホテルでゆっくりしました。




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(C) Mai Tateno 立野 昧