オーストリア国旗 ドイツ国旗

モダンピナコテーク、アルプス越え、インスブルック


立野日記スペシャル・2004年ドイツ・オーストリア・イタリア旅行
立野 昧
インスブルックの黄金の小屋根 マリアテレジア通りの噴水と市電 プレッツェル屋さん

2004年6月25日(金)、ここからは再び2人旅モード。 ミュンヘンの町をうろうろしてから、アルプスに向う列車に乗って国境越え。 オーストリアのチロル州の州都、インスブルックへの移動日です。

モダンピナコテーク

朝食後、シャワーを浴びてチェックアウト。 午後の電車に乗るまで、大きな荷物はホテルで預かって貰います。 それまではミュンヘンの市内をうろうろ。 相方の希望でモダンピナコテークへ行きます。 現代アートの複合美術館ですね。

モダンピナコテークのロビー

あまり市内で移動はないのですが、1日パートナー券というのを購入。 地下鉄やトラムが2人で自由に乗れます。ただ、トラムは 路線が良くわからないので、中央駅の反対側から地下鉄Uバーンに乗って2駅、 オデオン広場下車。 ここから歩いてモダンピナコテークに向うことにします。 小雨がぱらつく曇の朝の道を歩き、10時の開館時間ちょうどくらいに モダンピナコテークに着きました。

平日の午前中ということもあり空いていて、 先生に引率された子供たちの集団もいました。 館内は、撮影も出来たのかも知れませんが、一応遠慮。 キッコーマンの醤油のビンが展示されていてびっくり。 機能的な産業アートとして認められているようです。 ここのショップで土産類を少々購入しました。



カールス広場のトラム

外に出ると、南へ向うトラムが走っていて、 「どこへ行くのかわからないけれど、乗ってみよう」 というと相方が呆れている。が、まあ何とかなるよと適当に乗ってしまう (笑)。

オベリスクのあるカロライン広場を通り過ぎ、 南へ向ったトラムはカールス広場と思える大きな広場に出たようなので、 そこで降りました。



中華レストラン大上海

ここはカールス広場だよね…と思いつつ、周囲を見回すと 「大上海」というチャイニーズレストランらしきものが。 ケルンでお世話になった友人はミュンヘンにも住んだことがあるのですが、 知っていたようです。

カールス広場地下に大きなスーパーがあり、 ローマの友人への手土産に何かないかなぁと、少々買い物。



マリエン広場の大道芸人

ホテルの朝食に出なかったので、結局ミュンヘンでヴァイスブルスト (白ソーセージ)を食べてないよね…と、食べれそうなところを探すけれど、 だんだん時間がなくなってきて、結局ラーツケラーにあったよねと、 そこへ移動して食べました。うーん、ハイデルベルグで食べたのと 大体同じだったかな。 (→詳細は 相方のココログ参照)

天気も良くなってきて、昼時のマリエン広場は 大道芸人がちらほらいて賑やかでした。



アルプス越え鉄道

ミュンヘン中央駅(1)

ホテルに戻り、荷物を受け取ると、ミュンヘン中央駅へ。 駅が近くて助かります。

ミュンヘンから南のインスブルックへは、間にある山を東に回りこんで、 ローゼンハイム、イェンバッハを経由するルートが幹線のようで、 特急等はそちらを走ります。そちらに乗れば2時間くらいなのですが、 我々はやや直線的に山越えをしてインスブルックに向うローカル線に乗ります。 こちらは山越えで、3時間くらいかかりますが、 『地球の歩き方 鉄道1 ヨーロッパ鉄道の旅』という本で、 この山越えのルートが眺めがよくてお勧めとあったので乗ってみたかったのです。



ミュンヘン中央駅(2)

ミュンヘン中央駅29番線から14:32発のRB5427。 ミュンヘンが始発で、インスブルックが終点でわかりやすいですが、 我々が乗り込んだ車両は途中のガルミッシュ・パルテンキルヒェンで 切り離されてインスブルックまで行かない車両だったようで(^^;)。 いや、途中で検札にきたおねえさんが、 車両を乗りかえる時にはお知らせしますよと、丁寧に教えてくれました。 まあ、結局自分たちでガルミッシュで移動したのですが。

さようならミュンヘン。 相方はいつのまにか売店でゴーフルのようなお菓子をゲットしている…。



シュタルンベルク湖

途中、シュタルンベルグを通ります。 ルードヴィッヒ2世が謎の水死を遂げた湖のあるところで、 今はやや高級な住宅ゾーンだそうです。 湖の中、ルードヴィッヒ2世の死体が見つかったところには十字架が立ってい るそうですが、ちょっとよくわかりませんでした。



ガルミッシュ付近の車窓

ガルミッシュ・パルテンキルヒェンで車両を乗り換え。 ユーレイルで一等車なので、特に座れないということもなく、 例によって6人用コンパートメントを2人でゆったり使います。

この辺りから南がアルプスの山々になり、 近くにはツークシュピッツェというドイツ最高峰の山(2964m)があります。 ガルミッシュ・パルテンキルヒェンは ツークシュピッツェのドイツ側の玄関街のようなところで、 バイエルン・ツークシュピッツェ登山鉄道がここから出ています。

あれがツークシュピッツェかなぁなどと眺めているうちに、 電車は少しずつ登っていきます。



ミッテンバルト駅

ミッテンバルト駅。ここまでがドイツのはず…。 この先でオーストリアとの国境を越えたはずですが、 パスポートも見に来ませんでした。楽ですね…。



ゼーフェルト駅

ゼーフェルト駅。ここはもう、オーストリアです。 チロル州観光局日本担当オフィス・ オフィシャルホームページに問い合わせをしたとき、 「インスブルックは都会なので、チロルの良さを体験したければ ゼーフェルトの方がお勧めですよ」と教えていただいたのですが、 そのときには既にインスブルックのホテルも押さえていたし、 雨が降ったときの潰しはインスブルックの方が効くので…。

天気がよければ、よさそうですね。 ゼーフェルトはインスブルックより標高の高い山間の町で、 ここから眼下にイン川の流れを眺めながら、電車はトンネルを数えながら 下って行きます。



インスブルック到着

インスブルックの凱旋門

17:21、インスブルック中央駅着。 大きくて、新しくて、綺麗な駅。というか、 現在進行形で改装工事が進行中のようです。

着いてまず感じたのは、「イタリア系入っている?」。 駅構内にはテイクアウトのピザ屋さんがあり、 イタリア人ぽい店員が売っている。 駅前でトランクを転がしながら歩いていると、 タクシーの客引きも何となく陽気なイタリア系。

駅前は大々的に工事中でした。 新しいバスやトラムのターミナルを作っているようなのは良いけれど、 駅前には臨時の仮設のバス停がせせこましくあるだけで、とてもわかりにくい。 まあ、我々は例によって駅から歩ける(500mくらい)ホテルなので、 そのまま歩いてホテルに向います。 ホテル「ゴールデネ・クローネ」は凱旋門のすぐ横。 とても分かりやすい。

ホテルにチェックインし、市内をうろうろ。 凱旋門からマリアテレジア通りを歩き、 中心部の「黄金の小屋根」のある方角へ向います。



ヘルツォーク・フリードリッヒ通り

凱旋門のあたりも市電が通っているはずで、道路にレールはあるのですが、 電車は全然通らず、その上に車が駐車してあったりして、 使われているように見えない。駅前の工事に伴い、 市電の走り方が一時的に変更されているらしいということに だんだん気づいていきます。そもそも、中央駅に市電が来ていないらしい。

アンナ記念柱のあるマリアテレジア通り駅には市電が来ていました。 その近くにツーリストインフォがあり、覗いてみましたが時間が遅く しまっていました。自販機で1ユーロの市内地図というのを買ってみたら、 相方が日本のオーストリア観光局に問い合わせて入手していた マップと同じものの英語版が出てきて失敗(苦笑)。

マリアテレジア通りからヘルツォーク・フリードリッヒ通りに入ります。 右にあるマクドナルドも風景に溶け込んでいます。 結局この日はここのマクドナルドで夕食は済ませてしまったのですが、 その後も何度かトイレを利用させていただきました(苦笑)。



黄金の小屋根

黄金の小屋根の前で8時からブラスバンドが…という立野のガセ情報で 待ってみたのですが、何もありませんでした…。うーむ(苦笑)。



イン川

イン川にかかるイン橋を渡ってみました。イン川は 水かさが増してごうごうと流れているような感じでした。 相方によると、直前までドイツ南部やチロルはずっと 長雨だった模様。



ビーチバレーの?大会

ホテル近くの公園で、ビーチバレーか何か、イベントをやっていました。 だんだんインスブルックも暑くなってきたようです。



キャンドル屋さんのディスプレイ

大聖堂(聖ヤコブ教会)近くのキャンドル屋さん。 最終日にここでおみやげを買いました。

明日からは、チロルな日々。 雨が心配です。チロルアルプスに惹かれた立野たちは、 インスブルックには4連泊するのです。 しかし、山は天候に左右されますので…。(つづく)




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