オーストリア国旗

アッヘンゼー、クリスタルヴェルテン


立野日記スペシャル・2004年ドイツ・オーストリア・イタリア旅行
立野 昧
アッヘンゼー湖畔の花 スワロフスキーの顔山の上の花壇で クリスタルヴェルテンのクラゲ

2004年6月26日(土)、インスブルックに連泊モード。 日本で色々検討していた頃、立野が 『地球の歩き方 鉄道1 ヨーロッパ鉄道の旅』 という本を買った帰り、カラー特集を見て アッヘンゼー鉄道というのは 行きやすそうで面白そうとチェックしていたのですが、 その日の夜の「世界の車窓から」が偶然にもアッヘンゼー鉄道だったのでした。 どうやら天気が何とかなりそうなので、まずはそのアッヘンゼーに 向かいます。

アッヘンゼー鉄道

ESKIMO

8:38インスブルック中央駅発、イェンバッハ着8:59。 アッヘンゼーに向うSLはここから出るのですが、 ここで1時間ちょっと待ちになります。 駅でサンドイッチと飲み物を購入。

アイスクリームなどを売っている、この同じロゴマークの店が あちこちにあるのですが、国によって呼び名が違うそうです。 ドイツでは、確か LANGNESE でした。オーストリアでは ESKIMO。 イタリアでは…あれ、何だったかな(^^;)。



1979年に70周年だったのかな

待っている間に、どんどん天気が良くなってきます。 早く湖に行きたいよ〜と思いつつ、駅の周りをうろうろ。 アッヘンゼー鉄道は1979年に90周年を迎えたのか、 記念オブジェのようなものがありました。 てっぺんには100というプレートもあり、どうやら 100周年のときにくっつけたらしい。



アッヘンゼー鉄道のSL(1)

SLがやってきました。 土曜日ということもあるのでしょう。 ヨーロッパの人らしい観光客がたくさん、集まってきました。



アッヘンゼー鉄道のSL(2)

10:15、アッヘンゼー鉄道出発。 機関車が後ろについて、客車を押し上げるやり方は、 いつぞやスイスで乗ったロートホルン鉄道の機関車と同じです。 煙を上げながら、ずんずんと登っていきます。



機関車の付け替え

一旦登りきって峠に差し掛かると、Ebenという駅。 ここからは湖に向けて緩やかな下りになります。 アッヘンゼー鉄道はここで、上りでは後ろから押していた 機関車を前に着けなおすところが独特。 後ろの機関車が外されたと思ったら、するすると横の線路を通って前に出て、 今度は前にくっついてきます。その間、ほんの数分。 手際の良い仕事です。



終点駅から遊覧船

湖が見えてきて、11:00、終点のSeespitz。 湖の色が凄くきれいです。をを〜。



アッヘンゼー

汽車の時間に合わせて遊覧船が来ています

汽車の時間に合わせて 遊覧船が来ています。 乗客の殆どは湖の遊覧船に乗るので、立野たちも乗り込みます。 湖に着いたら何があるのか殆ど知らないで来ているので(^^;)、 とりあえず流れに乗ってみまして…。いや、Seespitzの駅は、 小さな駅舎があるだけの何もない感じでしたので、とにかく乗るのが良いかと。



湖岸の街Pertisau

天気が良いので遊覧船のデッキへ。のんびりと船に揺られます。 Buchau、Pertisauなどの船着場を経由。 Pertisauはそれなりに街で観光の拠点という感じ。 車で湖観光に来る観光客は、ここが中心になるのかも。



Gaisalmで途中下船

Pertisauを出て船は更に湖の奥へと向います。しかし…。 湖の左岸にハイキングコースがあって、湖岸をハイキングしている人たちの 姿が船からちらほら見えるのです。船がGaisalmの船着場に着く頃、 立野が突然言い出します。

「ここで降りて、歩いてみない?」

動揺する相方。しかし、さっさと船を降りてしまう。 遊覧船のチケットは奥までの往復を購入していたというのに(^^;)。



湖沿いの遊歩道(1)

そんな訳で、11:50頃、Gaisalmで下船。 Petrisauまで5kmくらいのことが書いてある湖岸のハイキングコースを 歩き始めます (参考)。 まあ、何とかなるでしょう(苦笑)。

途中、行き交うハイカーの人たちに、「ハロー」と言うと、 「グリュース・ゴット」と返される。ドイツ南部からオーストリアでは 「グーテン・タグ」より「グリュース・ゴット」が「こんにちは」の 挨拶として多いと聞きましたが、確かにここではよく聞きました。 それで、こちらから「グリュース・ゴット」と言ってみると、 「グリュース・ゴット」と返してくる人もいれば、 「ハロー」で返してくる人もいてなかなかややこしい。 道を譲ってくれた青年に「ダンケ・シェーン」と言ってみると、 「ビッテ・シェーン」と機嫌よく。なるほど…。



アッヘンゼー湖畔の花(1) アッヘンゼー湖畔の花(2)
湖沿いの遊歩道(2)

ゆっくりと花や湖の写真をとりつつ歩き、13:15頃、 Petrisauの船着場にたどり着きました。サンドイッチをひょいぱく。 13:30、PetrisauからSeespitzに戻る船に乗船。



ヨットがたくさん出てきました

湖で、ヨットのイベントでもあるのでしょうか。 遊覧船が通り過ぎるのを待って、たくさんのヨットが出てきていました。

14:00にSeespitz発の下りのSLに乗車。行きは満員でしたが、 帰りはこの時間に降りるのは少し空いているようで、ゆったりと乗れました。 14:40イェンバッハに着。インスブルックに戻ります。 いや、本当は、このあとクリスタルヴェルテンに行こうとしていた我々は、 インスブルックまで戻るべきではなかったのですが(^^;)、 その朝ホテルを出てから行き先を変更していたので、資料がなく いったんインスブルックに戻るしかなかったのです。



クリスタルヴェルテン

インスブルックに戻ってはみたものの、クリスタルヴェルテンに向かう バスの乗り場がわかりません。前日の日記でも書きましたが、 駅前は大々的に工事中。バス停は仮設で、 いくつかの路線は駅から離れたところに停車しています。 駅のツーリストインフォで聞こうと思っていたのに、 「しばらく留守にしている」と紙が置いてあって閉まっている…。

スワロフスキー・クリスタルヴェルテンの顔山

やっとツーリストインフォが開いたので、 クリスタルヴェルテンへの行き方を尋ねると、 「それはインスブルックからは遠いから今からでは遅い」と教えてくれない。 明日行くからバス停を教えてくれ的に話して、やっと行き方を教えてもらう。 駅から2本ほど離れたWilhelm-Greil通りにバス停があるようで、時刻表をくれる。 よし、行ってみよう…。

紆余曲折の末、16時45分頃、ワッテンスの スワロフスキー・クリスタルヴェルテン のバス停到着。開館は18時まで。 相方がスワロフスキーの看板の見える建物の方へ走り出す… (実は後でテーマパークへは遠回りであったことが判明(^^;))。

スワロフスキーの小林幸子

更に紆余曲折を累積した後、17時ごろ、ようやく館内に。 数年前に日本にきたこともあるというおねえさんが、 ウェルカムの挨拶をしてくれる。館内には13の部屋があり、 それぞれにテーマと、アロマの香りでリラックスさせてくれると言う。 詳細は 相方のココログで…。

それにしても、どうしてこんなところに小林幸子さんが…?



顔山の上の展望台より

ツーリストインフォの人は時間がないと言っていましたが、 結局、ちゃんと見て回れたと思います。館内が殆ど貸しきり状態でしたので ゆっくり見て回れましたし…。

最後にショップがあり、顔山の絵葉書と、 スワコを買いました。スワコは、豚のクリスタルの小さいほうです。 大きいほうは既に香港で手に入れていて、 小さいほうだけ本場で買おうと思っていたのですね。 長旅で持ち歩くのは重いですし…。

閉館ギリギリの18時前に、外に出ました。 まだまだ外は明るいので、顔山の上の展望台まで行ってみました。 スワロフスキーの会社の建物が見えます (バス停から、そちらに向って走っていたのです)。



顔山裏の植物園

顔山裏にはミニ植物園が。小さなお花畑ですが、なかなか侮れません。



バス停のスワロフスキーの看板

バス停に小さな道標があったことに帰りになって気づく。 こんな小さな看板、気づかないって…。 日本なら、どでかい看板を作っていそうですよね(^^;)。

18時15分ごろから30分ごろまでバス停で帰りのバスを待ちます。 まあ、目的は達しているのでのんびり待ちます。 中国系の若いいたいけさん3人組がやっぱり スワロフスキーに行ってきたようで一緒に待っていて、楽しそうでした。



部屋で食事

スーパーで買った食事

長い一日が終わり、インスブルックに戻ってきました。 スーパーで、ビール、ワイン、チーズ、パン、鳥、サラダ、 ハムを買ってきて、部屋で食べました。 モッツァレラに醤油がつけて食べたのがおいしかった…。(つづく)




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