ドイツ国旗

古城街道、ロマンティック街道


立野日記スペシャル・2004年ドイツ・オーストリア・イタリア旅行
立野 昧
マントヒヒ おしゃべりおばさんのマスク マリエン広場の虹

2004年6月23日(水)、今日から2日、 現地の日本語観光バス ビスターナ・ヨーロッパ号 に乗ります。ロマンチック街道には鉄道では訪れにくいところもあるし、 途中、多少楽をしたりもしたいですし。 「ドイツ号1」は、フランクフルトから出ているのですが、 我々はハイデルベルグから途中乗車で拾ってもらいます。


ハイデルベルグ再び

魔女が噛んだ?鉄の輪

駅前でピックアップしてもらい、まずはハイデルベルグ城へ。 大き目のバスだけれど、客は6人だったかな。ゆったり使えます。

昔、領主がこの城を手放そうとしたとき、この鉄の輪を噛み切れた者には ただでこの城を譲ると言ったところ、大勢の人が来て誰も噛み切れなかった。 が、ある魔女がこの輪を噛むと、噛み切れはしなかったが噛み傷がついた、 その跡だという言い伝えがあるそうです。



双子のレリーフ

城の建設中に、工事現場でなくなった双子の慰霊のレリーフだそうです。



浮気者の足跡

川を望むテラスにある、足跡。昔、妃の間男が窓から飛び降りて逃げた 際についた足跡とのいわれがあるそうです。今は、 この足型に合う男性は浮気者という言われ方をするそうです。 試しに立野が足を当ててみると、ぴったり…。へ、変だわ。



城の中庭の花

ハイデルベルグ城の中庭にあった珍しい花。謎です。



橋のマントヒヒ

城からバスで降りてきて、カールテオドール橋へ。 昨夕に2人で訪れた時より、朝は観光客が多いです。 日本人が多いです。

昨日は気づきませんでしたが、橋の袂にはマントヒヒの像が。 昔ここにいたのだそうです。



橋のねずみ

マントヒヒの横には小さなねずみ。この子を撫でると、 帰ってこれるという意味があるそうです。

ガイドさんはどうもベテランのようで、 色々知っていて解説してくれます。日本語ガイドつきの旅行もいいですよね。



学生牢

マルクト広場まで歩いて、自由行動。 立野たち2人は昨日分からなかった学生牢に行ってみます。 ガイドさんに場所を聞くと、「皇太子」という韓国料理屋のところで 左に曲がれと。そう言えば「皇太子」、昨夕も見かけていました。 なんてわかりやすい目印(^^;)。

1712〜1914の間に使われていたという学生牢。 悪いことをした学生を閉じ込めるところだけど、 学生たちは閉じ込められても中でどんちゃんやっていたとか。

びっしりと落書きが書いてありますが、今は落書き禁止です(笑)。



市場のやおや

マルクト広場に戻ってきます。 ここは、水曜日と土曜日だけ市場が立つそうです。 今日は水曜日で、雑貨屋さん、ソーセージ屋さん、などなど、 色々なお店が出ています。

野菜がうまそう。



なんだったっけ?

この野菜、なんだったか聞いたけど忘れた…。



芋

ドイツの芋は何となく黄色がかっています。

ジャガイモは、ドイツでは人件費が高く、今では輸入物が多いそうですが、 これはドイツ産かな?



古城街道

原発

ハイデルベルグを出発し、ネッカー川沿いの古城街道をバスで走ります。 昔は川が主要な交通路で、その治安を守ったり通行税を取るために 川岸にいくつも城が作られたという話や、川の両岸に道があって、 上りの船は両側から馬が綱で引いたという話を、ガイドさんがしてくれます。

城もたくさん見えていましたが、何故か印象に残ったのが原発(^^;)。 ドイツではいずれ全廃になるそうですが、これはまだ稼動中とのこと。



バートヴィムプフェン遠景

昨日2人で訪れた、バートヴィンプフェンの街が、ネッカー川の向こうに 綺麗なシルエットで見えました。



高速から見たバートフリードリッヒシャル駅

ここは、昨日乗り換えたバートフリードリッヒシャル駅。 やはり、雑然とした乗換駅ですね…。



ローテンブルグ

ローテンブルグのマルクト広場

ローテンブルグに到着。マルクト広場まで歩いたら、あとは 長めの自由時間。

ちなみにマルクトとは、マーケット(市場)のことで、 どこの町に行っても大概マルクト広場はあります。 ということに、徐々に気づくのでした。



リンゴジュース売り

マルクト広場でリンゴジュースを売っていたおじさん。 絞りたての100%のリンゴジュースはおいしかったです。



塔への階段

「怖い」という評判の、市庁舎の塔に登ります。 木組みの階段の上のほうは、かなり人が行列していて待ちます。 階段の最上部に管理人のおじさんがいて、そこでお金を1人1ユーロ払います。 そして、そこから梯子を上って外に出るところが怖い。



塔の上から

塔の上からは眺めもよいのですが、何だか不安定そうで怖いです。あう。

塔に登るのに並んで時間ロスしていたので、昼ご飯はパンを買って ひょいぱくにします。 脳みそに似たお菓子も食べてみるべきだったかしら… (詳細は 相方のココログ参照)。 そして三原ファン必見(?)の、 犯罪博物館に向います。



犯罪博物館
年上の女に抱かれる趣味はねェよ!

いや、犯罪博物館は、拷問博物館とでも言った方がよいのではないでしょうか。 はみだしっ子シリーズ番外編の「拷問教室」の元ネタになっているような、 中世の刑罰を与えるための道具や、魔女裁判関係のブツで溢れています。

おしゃべりおばさんのマスクの類も沢山ありました。 Shame Mask という説明書きが。おしゃべり者を辱めるためのマスクですね (注:ただし、羞恥心を持たぬ人間に対しては、あまり効果は期待できない)。



犯罪博物館の水攻め

水攻めの檻。

犯罪博物館を出た後は、ブルク公園、クリスマスミュージアムなどを うろうろ。仕掛け時計の時間は忘れてしまい見逃しました…。



プレーンライン

プレーンライン広場付近の眺め。

ここの風景が綺麗だとガイドブックにあったので、 南はここまで来てみました。



ディンケルスビュール

ディンケルスビュールの小川

ローテンブルグを出た後は、ディンケルスビュールという街に寄りました。 あまり時間はなく、教会まで往復+トイレ休憩くらいの時間しかありません。 この日はミュンヘンまでの移動で、遅くなるとミュンヘンに入る道が渋滞する ので、ガイドさんも時間を気にしています。

駐車場は街の城壁の外にあり、そこから小川を渡って街の中に入ります。

三十年戦争(1618〜48)の頃、スウェーデン軍に包囲された時、 敵の将軍が、慈悲を訴える街の子供に 亡き我が子の姿を思い出し街の破壊と略奪を止めたという故事があるそうで、 街のあちこちに子供の絵や像があります。7月中旬には子供祭りというので 賑わうらしい。



ディンケルスビュールのドイチェス・ハウス

街の中心の教会まで行きました。

中央の、一番古い木組みの家はドイチェス・ハウス。 1440年に建てられたそうです。今はホテル。



ディンケルスビュールの街

綺麗な飾り絵のついた看板は、昔、字を読めない人たちでもわかるように、 という意図だったそうです。ある意味、旅行者にも助かるのかも?



ミュンヘン到着

ドナウ川を渡る

ロマンチック街道を南下し、ミュンヘンに向います。 途中、ドナウ川を渡りました。今回の旅で、ドナウ川と出会ったのは これきりだったかも(^^;)。いつかまたちゃんと見たいな〜。



サッカースタジアム

ミュンヘン市内に入ると、サッカースタジアム建設中でした。 2005年のワールドカップの開会式を行う競技場だそうです。 ちなみに、閉会式はベルリンの競技場らしい。



マリエン広場の虹

バスはヒルトンホテルで降ります。そこはイザール川の東で、 我々の泊まる ルードヴィッヒホテル のあるミュンヘン中央駅付近へは、 地下鉄Sバーンで4駅ほど移動せねばなりません。

なかなかコインを認識しない自動販売機と格闘していると、 同じ方向に向うらしいガイドさんが、こちらの自販機なら大丈夫なようですよと。 どうも故障はしていなくても、コインはなかなか 認識してくれないことがあるそうです。 ありがとうございました。

たいした距離ではないですが、トランクを持っての移動なので面倒です。 外を観光中には全く降られなかったのですが、 Sバーンで中央駅の地上に出てからホテルまで数十メートル、 少々雨にやられました。まぁ、何とかチェックイン。

いずれミュンヘン中央駅から列車で旅立つ都合上、 駅近くに宿を探したのですが、駅近くは古いホテルが多く、 値段の割には設備を期待できない感じ。 まぁ、値段も安いところを選んだのですが(^^;)。

ちょっと落ち着いてから、再びSバーンに乗ってマリエン広場に繰り出し ます。市庁舎の仕掛け時計は、11時、12時、17時。 我々はあまり見そうな時間に来ないので、21時にミュンヘン小僧が おやすみの挨拶をするという仕掛け時計を見てみようと。いや、 噂どおりしょぼかったです(^^;)。

雨が上がって虹が出ていました。地元の皆さんも、仕掛け時計より 虹に歓声を上げていました。

しかし、夜9時にして虹の出る明るさ…。 日が長い時期もあり、とにかく毎日遊びすぎです(苦笑)。



ラーツケラーの白ビール

新市庁舎の地下にある、ラーツケラーというレストランに入ります。 以前ミュンヘンに住んだこともある、ケルンの友人に聞いていたところです。

ミュンヘンの白ビールと、シュバイネハクセを食べる。 ドイツ豚料理を堪能。

ラーツケラーの奥のほうは、なにやらサッカーで盛り上がっています。 ユーロ大会で、ドイツ対チェコ戦をやっていたのですね。 ちょうど同点に追いついて盛り上がっていたようです。 が、結局また点を取られて負けてしまったようで残念。(つづく)




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