charlotte sometimes (Tateno's diary 1999.9)

過ぎ去った日々はすべて哀しい (Tateno's diary 1999.9)

Pos.toさん

1999.9.7 (20:19)

えっと、9/5 までに紡木ページを更新する野望は崩れ去り、 とりあえず最終更新日時だけ「去年の」にしておきました。 ちゃんと作らねば〜。 と、言っているうちにスパイラルページの1年遅れリミットが 迫ってきております。うう。

Pos.toさんから障害報告などの長いメールが加入者に送られてきていました。 www3〜www6 のサーバが重い件についての解説は、愚痴に近かったかも (^^;)。 tateno.pos.to は www2 なのですが、www3〜www6 はそれより速いマシンで ユーザ数も少ないのに、はるかに重い、その理由は 既約違反に近い重いCGIや大量のCGIなどらしいとのこと。

これからBBSとかもPos.toに移行しようとか思っているのだけど、 どうかな〜。ちなみに 試しで www2 に置いてみたチャットはサクサク動いていました。

www2 に入って自分のプログラムがサーバに負荷をかけていないか様子を 見ていた時、結構凄い(重い)プログラムを動かしている人がいるな… と驚いたのですが、他はもっとひどかったのですね。 www2 は少し平和で良かったです。 あ、ちなみに立野のプログラムは殆んど負荷になっていないようでした(ほっ)。

Sons 3、4巻発売

1999.9.14 (12:23)

今日は白泉社文庫から三原順さんの『Sons』3、4巻発売ですね。 立野はまだ買っていないのですが、嬉しいですね。

三原ページが 9/11 に更新してあるのですが、 この日記に書くのを怠っていました。 更新情報をこの日記でチェックしている方もおられるのに、ごめんなさい〜。 「水底の杯〜遥かなる祈り〜」 という項目が追加してあります。 先ほどちょっとだけ書き忘れたことを補足として書き足しておきました。

スパイラルページはとりあえずリンク集だけ編集。 トップの改装は? という突っ込みからは取り敢えず逃げるとして (^^;)、 紡木たくページの方を明日くらいには更新します。 ネタ(?)は既に仕入れてきてあるので、なんとかです。

紡木たくページ更新

1999.9.17 (01:15)

紡木たくページに 「文庫版「瞬きもせず」でラストに付け足されたコマ」 という項目を追加しました。掲示板で寄せられた情報から調査したものです。 情報下さった方、ありがとうございました。

最近、「わからないと言えばすべてが許されると思うな」という 『ホットロード』のセリフ(細部うろ覚え)が頭にふと浮かぶことがあって、 いつかここで書いてみるカモですが、全く未定です。

帽子物語

1999.9.17 (23:43)

「帽子物語」と言っても三原順さんの後期の作品の話ではなく…。 いや、この夏の初め頃に帽子を買ったのですが、3週間ほど前に どこかに忘れてきてしまいました。

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」

いやしかしめでたく、もしやと思ったラーメン屋に先日再び行ったらありました。 うう、嬉しいです〜。

ところで、立山のアルペンルートを抜けたとき、 富山市街の方を見下ろせる崖の上で、後輩の女の子が突然ぼそっと、

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」

とつぶやきました。 立野は「をを、『人間の証明』ですね」と反応したのですが、

「…知らない。
『動物のお医者さん』というマンガにそういうセリフが…」

という反応でした (^^;)。

確かに22年前の映画ですしね…。 ( http://member.nifty.ne.jp/vespa/actor/leaf/shomei.html など)

そういえば、三原順さんの『ルーとソロモン』の中でも このフレーズが使われているのですが、「三原順さんの音楽」 に書いていないことに気づきました。 そのうち書かねば。ねばねば。

上げ忘れてました

1999.9.22 (18:06)

某所のサーバがここ2日ほど不調でBBSが停止しておりました。 今日、問い合わせてみたところ、 「ファイルサーバの修理後、上げ忘れていました」 とのことでした(笑)。

今は上げてもらえたようです。(^^)

Pメール

1999.9.27 (15:53)

昨年末にドコモのシティフォンからDDIポケットに切替えて PHSユーザになっておりました。PHSも最近は絵が送れるとか いろいろあるみたいですね。

立野が持っているPHS端末はシンプルなPメールだけ対応なのですが、 文字メールを交わしてはしゃぐ相手もなく(笑)、 ずっと使っていない機能でした。

それがふと気づくと、ディスプレイに「チャクシンアリ/Pメール 1ケン」 とか出ているではありませんか。夜中の1時半頃の着信。

いったい誰が?

なんとなく気になったので読もうと思う。 が、どうやって読むのかわからない(苦笑)。 机をごそごそ引っかき回して、やっとPHSのマニュアルを発掘。 なんのことはない、「Pメール」というボタンを1、2秒押すだけでした。 んで、読んでみると…。

「セックスフレンドナラナイ?」

なんなんだよ。(大爆笑)

PS. 有り得ないとは思いますが、もしかして真面目だったらごめんなさい。

無断引用?

1999.9.29 (16:28)

えっとまず、先日の日記のPメールの話ですが、 相手の番号に心あたりはないものです。謎ですね。

さて、日記に書きたいことは色々あったのですが、 あわあわしているうちにタイミングを逃してしまいます。 んで、今日はちょっと遅ればせながら漫画の引用に関する裁判の話。

一部の方はご存知かと思いますが、 「脱ゴーマニズム宣言」を書いた関西大講師の上杉聡氏(と出版元)を相手どって 小林よしのり氏が「漫画のカットを無断引用され著作権を侵害された」 として訴えていた裁判の判決が、8/31 に東京地裁で出ましたね。 結果は、「漫画を批判する論説の理解を助けるためにごく一部を引用したもので、 著作権法上の適法な引用」との判断で、小林氏の請求を棄却する判決。

立野としても漫画の評論なんか書いているので気になるところなのですが、 小林氏は既に東京高裁に控訴しており裁判が継続する模様なので、 今後も経過を見守るつもりです。 (個人的には今回の判決は「当然のこと」と思っています)。

以前どこかで「夏目房之介さんが漫画のコマの引用で訴えられたみたいですね」 と発言してしまったことがあるのですが、この裁判の記事で:

「マンガと『戦争』」など漫画批評の多いマンガ・コラムニストの夏 目房之介さんは数年前から、許諾を得ずに批判対象の漫画を引用し始めた。 「きちんとした漫画批評の基礎作りとして、自分がやらないと道がつかない」 と思ったという。出典を明らかにして、著作権法に違反しないことを厳密に確 認するなどしたが、何件かはクレームがあった。
(朝日新聞1999年9月1日朝刊 「漫画と活字、壁崩す一歩 『ゴーマニズム宣言』引用は適法 」記事より)

とありましたので、クレーム程度で裁判には至っていない…ようですね。 失礼しました。

で、今日の日記のタイトルでもある「無断引用」という言葉。 記事中、特に原告側の発言に見受けられるのですが、何か違和感ありませんか? 立野は何か変だよね…と思っていたのですが、先日ネットニュースでも 同じように違和感を訴えていた方がいらっしゃったので、 やっぱりそうですよね…と、妙に同感してしまいました。

著作権法についてある程度理解している人や 自分で物を書くような人なら、「無断引用」という言葉に違和感を感じても 不思議はないと思うのですが、どうでしょうか。 何故なら、「引用」するのにいちいち許可を得る慣習もないし、 著作権法上も「引用」は一定の条件を満たす限り 無断でやっていいことになっているからです。 著作者にも著作権所有者にも、正当な引用を禁止する権利はありません。 (注: もちろん、「転載」「盗作」などは話が別です)。

引用は無断でやるのが普通であって、許可を取る方が特殊です。 にも関わらず「無断引用」と呼ぶことによって それがさも悪いことであるかのように言われると(言葉のイメージ操作ですね)、 仮に漫画の世界では特殊扱いが当たり前だったにせよ、 他の一般の世界のことを知っている人たちが奇異に感じたとしても 不思議はないでしょう。 裁判の論点も「適法な範囲の引用か否か」であって、 無断か否かというのは関係ないんじゃないかと思います。

著作権法に引用を認める条項がある趣旨の一つは、 「批判を封じ込めるために著作権法が乱用されることを抑止するため」 だと聞いたことがあります。 今回ざっと見た記事ではこの辺を論じている文章はなかったのでわかりませんが、 その辺も含めて、今後の成行きを見ていきたいと思います。


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(C) Mai Tateno 立野 昧