charlotte sometimes (Tateno's diary 1999.2)

過ぎ去った日々はすべて哀しい (Tateno's diary 1999.2)

なまこ再び

1999.2.1 (21:55)

そう言えば先日、九州は大分、別府に行っていたのですが、 昼ゴハンを食べようとデパートのレストラン街をうろうろしていると、 おばさんたちのグループが昼ゴハンを物色していて…。

「何がいい?」
「あたしは何でも食べるよ」
「何でも?」
「ああ、なまこ以外」

やはり、ナマコだけはイヤという人は、立野だけではないのですね、と、 妙に感動しました。

更新情報

1999.2.2 (23:24)

三原順ページの入り口をちょっと直しました。 禁をおかして(?)テーブルを使ったレイアウトも試みてみたり、 スタイルシートを駆使してみたり、色々試みたものの (さすがにフレームは使う気になりませんが)、 結局、シンプルかつ説明的な、いつものページ作りになってしまいました。 結局、これが一番いいように思えるんですよね。

しかし、何にせよコンテンツが一番かも。 ということで、近いうちにコンテンツも増やさねば。ねばねば。

再び昔のノート、更にちょっと溯って1988年1月8日。 11年前ですね…。しみじみ。

この辺は殆ど落書きで、立野以外の人が見てもかなり意味不明かも知れません。 でも、「『Momo』 Michael Ende」は、明らかにエンデの『モモ』ですね。 この本、実は読んだことがないのですが、何で書いてあるんだろう(笑)。 あ、授業中の落書きだから先生が雑談で触れていたのが反映したのだと思います。

「笑ってポン!」も懐かしいですね。いや、そういうお笑い(?) 番組があったのですよ…(遠い目)。

「試験時間割発表 明るい未来」…なんでしょうね…嬉しい筈はないのに (^^;)。

あと、かなり自分でもわけのわからない落書きが有りますが、 「ハンタートムスン氏病の発作」というのは、カート・ヴォネガットの エッセイ「ある政治的な病気」 (サンリオ文庫『ヴォネガット、大いに語る』所収、飛田茂雄訳、1984年) に由来しています。 サンリオ文庫はかなり昔にシリーズごと絶版になっていて、 今はハヤカワあたりから手に入るのでないかと思いますが、 最後の一節だけ引用しておきます。

「その病気は致命的である。 治療法はなにひとつ知られていない。 この気の毒な患者のためにわれわれが成し得ることは、 せいぜいその病気に彼の名を冠することくらいだろう。 アメリカ人を美に導くことは醜に導くことと同じくらいたやすい、 真理に導くことは広告宣伝に導くことと同じくらいたやすい、 喜びに導くことは苦しみに導くことと同じくらいたやすいと思っている人々すべてを、 いまこの時からハンター・トムスン氏病の患者と呼ぶことにしよう。 今朝のわたしは無事だ。それはわたしの場合、一過性のものである。 今朝、わたしはハンター・トムスン氏病にかかってはいない。」

ローズ・ウォーターさんの元になった方とは別人なのでしょうけど、 どこか思い起こさせるものもあります。立野もまあ、 この頃はハンター・トムスン氏病の発作に時々うなされていたのかも 知れないですね。


昔のノート、1988年1月8日のつづき。 この辺りは、音楽を聴きながら書いていたようです。 当時、よくあったことです。

歌詞がつらつら書いてあるのは、中島みゆきの「肩に降る雨」。 アルバム『miss M』の最後の曲ですね。

「Forbidden Color (正しくは Forbidden Colors, 禁じられた色彩)」は 坂本龍一&デヴィッド・シルビアンの曲。 映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲 「Merry Christmas Mr. Lawrence」に歌詞をつけた曲で、 『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックのラストに入っています。
「自分の中にわきおこる感情を処理する術を覚えようと
自分の中に埋められた土くれに手をつっこむ

僕の愛は禁じられた色彩を帯びる
僕の生は(もう一度あなたを)信じる」
という感じの曲です。

「Something to do」はディペッシュ・モードの曲。 アルバム『Some Great Reward』の1曲目だったかな?

「ライオンは水の中、おサカナは空気の中、そして私はとりちがえられた夢の中」 は、谷山浩子のアルバム『水の中のライオン』の宣伝コピーで使われていた フレーズ。「人形の家」が好きだったカモ。 「僕は夢を見ている、夢を見ている、巨大なテレビの中で」という 暗い曲だった気がします。なんとなくこの曲には、 グレアムが狂っているシーンのイメージがあります。

「Warszawa(正しくは Warsawa?)」は、 デビッド・ボウイのアルバム『LOW』の中の曲。 イアン・カーティスが JOY DIVISION の前にやっていたバンドの名前が Warszawa なのですが、これはこの曲から取ったとのこと。 何て歌っているかわからない曲です。 続いて書いてある「ワルシャワの幻想」というのはスターリンの曲です。 この曲とデヴィッド・ボウイの「ワルシャワ」の関係ははっきりと覚えていませんが、 遠藤みちろうさんはデヴィッド・ボウイの『LOW』を良く聴いていたと どこかのインタビューか対談で述べていたと思うので、関連はあるのかも知れません。

最後の「Smell」というのはもはや覚えていないです。


昔のノート、1988年1月8日です。

[画像:昔のノート1988年1月8日]

「ゲーテはすべての事を語った」「論理学」は、 中公新書の『詭弁論理学』か『逆説論理学』だかに載っていたかも知れません。 要するに、誰か偉い人が…と言ったと言うと人々は信じやすいので、 何でも誰かが言った事にしてしまえと。そういう時に ゲーテが持ち出される事が多いので、「ゲーテはすべての事を語った」という 格言(?)が出来てしまったとか、そんな故事にちなんでいたのだと思います。

「青い鳥 青い鳥 それは自分なのに」は、中島みゆきの「青い鳥」でしたっけ、 アルバム『はじめまして』の1曲目に入っている曲です。 「幸せを追いかけて人は変わっていく」「青い鳥 それは自分なのに」 という歌だったと思います。アルバム『はじめまして』は、 全般に幸福をテーマにした曲が多かった気が。

「GoodBye Blue Colour」のあたりは、「はみだしっ子」入っていますね (^^;)。

次のフレーズはそのまんまこの日記のタイトルのもと曲です。

「何もかも
Charlotte Sometimes
に出てきたこと

シャーロット・サムタイムズと
夜の中へ入っていくよ…」

キュアーの「シャーロット・サムタイムズ」という曲です。 アルバム未収録ですが、シングルベストなどで聴けると思います。 11年前から、心の曲なのですね…(しみじみ)。

「静かだな 海の底 静かだな 何もない」はジャックスの 「からっぽの世界」。「静かでいいな 何にもなくていいな」は、 「谷山浩子15の世界」という15歳の時のアルバムに入っている「静かでいいな」 ですね。

「How Beautiful You Are!」は、キュアーのアルバム 「KISS ME, KISS ME, KISS ME」に入っている曲。タイトルは明るそうですが、 「どうして僕が君を嫌っているのか、知りたいというんだね? それなら説明してみよう…」と始まり、 「そのとき僕は気づいたんだ…誰も誰かを愛したりしないってことを。 誰も誰かを理解したりしないってことを」で終わる、 とても暗い曲です。今でも好きな曲ですけど。


トラ5000頭?

1999.2.10 (23:43)

今日は某さんにステーキ屋さんでおごってもらいました (^^)。 ハングリータイガーというチェーン店、全国に有るのかな? 遠慮してハンバーグステーキにしたのですが、 まあまあおいしかったです。

ところでハングリータイガーさんにポスターが貼ってあって、 なんでも全世界で野生の虎があと5000頭、絶滅の危機だとか。 で、ハングリータイガーさんと、和菓子の虎屋さんと、阪神タイガース球団とで 「残された5000頭のトラたちのための委員会」というのを作って 募金を集めていたらしいです。もう昨年で終わっているようなのですが (^^;)。 (cf. http://www.hungrytiger.co.jp/LTL5T.htm )

まあしかし、虎と人間の共存は難しそうだし、ホントに虎の脅威に さらされている人たちは虎が減った方が嬉しいのかもですよね。 だから、安全地帯に住む人の身勝手な善意にならないよう充分気をつける 必要はありそうです。でも、野生の虎の減少の実態を世間に 知ってもらう事はそれなりに意味が有るのだと感じました。

再び昔のノートシリーズです。

[画像:昔のノート1988年1月9日]

1988年1月9日のノート。 見開き左のトンネルの向こうに人が見えるイメージは、 前に紹介した昔のノートにもあった死を想うイメージ。 右の枯れ木の絵は、かつて「Something Better」という作品を描いた時の 没にした表紙の絵のイメージです。

添えられた文章は、キュアーの歌詞。

おもちゃみたいに堅くて
人間ぐらいの背の高さで
そして 木々を裂く風のごとく
そこを支配しているの…

「The Empty World」という曲です。暗くて、好きだったカモ。


[画像:昔のノート1988年1月12日]

1988年1月12日のノート。 木の葉の絵の中に書き込まれた文章は、 サイモン&ガーファンクルの「スカボローフェア」。

絵も「スカボローフェア」も大島弓子さんの短編漫画「まだ宵のくち」 の影響です。随分前に描いた日記「 パセリ、セージ、ローズマリーと紅茶タバコ 」でも触れていた漫画です。 立野はサイモン&ガーファンクルには、この漫画から入ったような気がします。 それ以前から知ってはいたかもですが。



1988年1月12日のノートより。

[1998年1月12日のノートの画像(左)]

一番上の絵は、はみだしっ子シリーズPart2「動物園のオリの中」の最後の方で レディ・ローズが酒を飲むシーンの模写ですね。 添えられている歌詞は中島みゆきの「信じられない頃に」(たぶん)。

2番目の絵は謎ですが、添えられている歌詞は中島みゆきの「彼女の生き方」。 暗くて明るい曲で好きだったカモ。

3番目の絵に添えられているのは「03時」、 4番目の絵(というか黒いベタベタ)に添えられているのは「あほう鳥」、 どちらも中島みゆきさん。

黒いベタベタの絵は、幼いころに見た悪い夢のイメージです。きっと。 病気の時に見る夢だったんです。

最初に見たのは小学校1年生の頃で、変な熱に蝕まれてうなされていた時。 真っ暗な闇の片隅に明るくのどかで平和な野原があって、 自分は父に連れられて楽しく遊んでいる。それを見ている自分がいて、 その明るい空間に重苦しくて真っ暗な闇が溶岩のように押し寄せているのに 気付いている。そして、このままではみんな潰されてしまう、うう〜、と、 苦しんでいる夢です。

決まって、のどかな世界が闇に飲み込まれる瞬間に目が覚めます。 その後、同じ夢を病気になるたびに何度か繰り返しみていて、 印象に残っているのですね。 この頃、時々そういうイメージの絵を描いています。

数年前に、もっとゾッとする悪夢を繰り返し見ているのですが、 それについてはまた機会がありましたらです。 (こっちはもっとホントに怖かった…)


三原順メモノート更新

1999.2.23 (23:35)

えっとまず、約2ヶ月ぶりに三原ページのメモノートを更新しました。 立野の三原順メモノート第3集 をスタートして、 「一人で分かって納得して我慢する寂しさ」 という項目を書きました。今年の更新が遅れてしまいましたが、 今後ともよろしくです。

最近この日記、時事ネタが少なくなっているですね。 あまり時事ネタをウォッチしている余裕がなくて、 独自の分析も出来ずにいます。 でも、そのうちまた書けるところでかけたらと思います。

CNETをちょっと見て無理やり時事ネタ? 「またブラウザのセキュリティホールが発覚 」 ( http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990225-4.html ) の記事ですが、 またしてもJavaScriptを使ったセキュリティ・ホールです。

この記事によると手口は、 「Verification: I am / we are Windows users / Windows buyers. License required.」 というフレーズをユーザに入力するように促し、 入力された文字列から特定の文字(V, e, r, i, f, a など)を (JavaScriptで)取り除いて C:/Windows/Win.ini という文字列を生成するというもの。 こうすると、ユーザが自分の意思でこのファイルをアップしようとしているものと ブラウザが勘違いし、送信チェックに引っ掛からないらしい。 入力させる文字列を変えることにより、任意のファイルを指定できる訳です。

ファイル・アップロード機能をJavaScriptから悪用するのは 昔からよく使われた手口でしょうが、 ブラウザのセキュリティ対策が進むに従って悪用する方の手口も だんだん凝ったものになってて、なんか、良く考えるなぁという感じですよね (^^;)。

ブラウザ側もそのうち対処するようですが、とりあえずは 「ユーザー名やパスワード以外のフレーズを 正確に入力するよう促すサイトには十分注意を払うよう」 呼び掛けているようです。

トップページ画像更新

1999.2.27 (01:16)

2ヵ月たつことですし、トップページの画像を更新しました。 なんと、ぬいぐるみの写真です (^^)。 二つともいただきものです。嬉しいですー。 下さった方、ありがとうございました。


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