平成30年度「マンガ原画に関するアーカイブ(収集、整理・保存・利活用」の報告書がアップされました 

明治大学 米沢嘉博記念図書館で平成27年(2015年)から三原順先生の原画整理を行っていました。三原先生の原画は3年間でほぼ全て整理したそうですが、見つからない原画の所在調査で新たに18点のカラーイラストが札幌で発見されました。また、原画の利活用として大阪の原画展の様子も報告されています。

見つかった原画は『三原順 自選複製原画集1「はみだしっ子」を中心にして』チェリッシュ・ギャラリーのカバー(アンジー!)や、『花とゆめ』の表紙に使用されたイラストが多く、保存状態も良かったようです。

実施報告書は下記リンク先の一番下に置いてあるPDF(252頁)。

平成30年度 報告会レポート・実施報告書「マンガ原画に関するアーカイブ(収集、整理・保存・利活用)および拠点形成の推進」京都精華大学 – メディア芸術カレントコンテンツ

https://mediag.bunka.go.jp/article/article-14894/

◆米沢嘉博記念図書館の報告は実施報告書の下記ページに載っていました。

p.62 7.明治大学 米沢嘉博記念図書館の利活用の状況(2018)マンガ原画の利活用例としての三原順原画の貸出

p.69 8.三原順氏原画の所在調査報告—元アシスタントの方や、北海道で原画展を開催するための道程など、興味のある事柄ばかりです。

p.75 三原順氏 原画調査リスト(北海道分 18 枚)—発見されたイラストの詳細が載っています。

p.161 12.シンポジウム「マンガ原画アーカイブセンター(仮)の創設に向けて」資料 

また、昨年は鈴木光明先生の原画の保管状況改善と整理を進めたそうです、三原先生を育てた鈴木先生と同じ場所で原画を整理されてたかと想うと胸が熱くなりますね。

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