マンガ原画管理のプロジェクト、28年度の報告書

文化庁メディア芸術カレントコンテンツに原画管理プロジェクトの報告書(28年度)があがっていました。

メディア芸術カレントコンテンツ 『報告会レポート・実施報告書』

平成28年度

「関連施設の連携によるマンガ原画管理のための方法の確立と人材育成環境の整備」-京都精華大学

連携施設:明治大学 米沢嘉博記念図書館、北九州市漫画ミュージアム、横手増田まんが美術館

http://mediag.bunka.go.jp/?post_type=article&p=11321

このページの最後にある報告書(PDF)を読むと、明治大学 米沢嘉博記念図書館では昨年に引き続き、三原順さんの原画を整理しているようです。モノクロ本文原画(約6000枚)の整理保管作業を27年度と28年度のプロジェクトで終え、今後はカラーイラストや予告カットなどの整理を進めていくそうです。

報告書(PDF)には整理方法などの様子も載っていますね、昨年度の報告書には経年劣化したセロテープ跡の写真がありましたが、今年度はトレーシングペーパーが貼り付いている画像など…。

日本の古いマンガ原画やセル画、アニメの設定書などが廃棄されたり国外へ散逸する前に、整理保管され後世に残されていくよう願います。

写真は2015年、復活祭の打ち合わせの時に撮った写真。原画を並べて検討するのではなく、報告書にあった「作品カード」を並べ、構成しているところです。

27年度の報告書 http://mediag.bunka.go.jp/?post_type=article&p=4318

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