昨晩NHKで昔の新日本紀行を再放送していました。
1973年の、東京のと、川崎のとです。
新日本紀行の音楽は冨田勲さんだったんだな〜とかはともかく、
なんか凄かったです。特に東京の新日本紀行が。
人のいない東京の風景ばかり探して
殆んど説明もなく淡々と映像が流れる実験映画的なノリ。
三上寛で天井桟敷で頭脳警察。
NHKでこんな放送がありだったんですね。
思わず「時代だな〜」を繰り返してしまいました。
それにしても立野は、冒頭で生ギターの音と共に
ダミ声の「そりゃ〜、俺だって〜」を聞いた瞬間に
三上寛の「東京だよ、おっかさん」だとわかったし、
途中に流れるイントロのメロディーを聴いただけで
頭脳警察の「さようなら世界夫人よ」だとわかったし…。
(立野が何歳なのかは内緒です。^^;)
昔、三上寛が好きな友人がいて、遊びに行くと時々聞かされていました。
上野駅で三上寛が「東京だよ、おっかさん」を弾き語りして、
浮浪者が涙を流しながらそれを聴いているビデオとか…。
いや、そういう時代だったのですね。(しみじみ)
ふと思い出したのですが、その友人は三上寛のライブの
打ち上げにも行っていたのですが、
飲み会の席にファンのお医者さんが看護婦さんを連れて来ていて、
そしたらお医者さんの携帯に何やら呼び出しの電話がかかって来ました。
緊急の呼び出しらしいのにお医者さんが
帰ろうとしないので不安になった看護婦さん。
看護婦さん「先生、いいんですか」
お医者さん「大丈夫、人間死ぬ時は死ぬ」
という会話が聞こえたとか聞こえなかったとか。
いや、2度目に電話がかかって来た時にさすがに帰られたそうですが。
友人宅で酒を飲みながらその話を聞いたのも随分昔になってしまいましたが、
何だかいろいろ元気になったです。