「三原順 All Color Works」の発刊記念公式ツイート【元担当編集者は語る】の記録です。
三原順先生の歴代(花とゆめ)担当の証言をご紹介 2代目=T・Sさん、3代目=U・Sさん、4代目=H・Uさん、そして画像はありませんが5代目=T・Mさんが登場↓
【元担当編集者は語る】シリーズスタート!『三原順 All Color Works』刊行記念、三原順先生の歴代(花とゆめ)担当の証言をご紹介(不定期更新)♪ 2代目=T・Sさん、3代目=U・Sさん、4代目=H・Uさん、そして画像はありませんが5代目=T・Mさんに登場していただきます。 pic.twitter.com/Dxo7vt1yFy
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 3, 2019
【元担当編集者は語る・その1】ルーとソロモン第10話「朝ですよ~」(LaLa 1978年3月号掲載)。アメリカ旅行前に上げられず、描きかけの原稿を持って出国。締め切りギリギリで羽田に届いた国際航空便を開けてみたら、約半分が油性ペンで描かれていました。(2代目担当T・Sさん) pic.twitter.com/UCBdKiMXPf
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【元担当編集者は語る・その2】札幌から届いた原稿の包み。原稿の入った中袋の表書きには、いつの頃からか、「白クマさんへ」という文字とメガネ顔の白クマの絵が。同じ時期に担当していたあおいせいさんも描くので、2人から白クマをもらっていました。(2代目担当T・Sさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 5, 2019
【元担当編集者は語る・その3】札幌から上京されて編集部にいらっしゃる時は、萩尾望都さんの描く少年みたいな感じのファッション。白やベージュ、薄いピンクのパンタロンスーツを着て、手にはトランク、そして必ず花束を持って現れました。(3代目担当U・Sさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 6, 2019
【元担当編集者は語る・その4】結婚退職することになった私の最後の仕事は「はみだしっ子」全員プレゼント。「お願いです、私の結婚記念ですから!」と頼み込み、プリプリの洋服を着て誌面に登場してもらいました。「二度とこういう格好はしないと思います」と言われました。(3代目担当U・Sさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 7, 2019
【元担当編集者は語る・その5】はみだしっ子ファンはとても熱心で、例えばマックスが水玉の服を着ていたりすると、「コマによって水玉の数が違う」という細かいチェックが。「お直しします」って答えて、増刊で特集する時やコミックス化する時に直してもらいました。(3代目担当U・Sさん)
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【元担当編集者は語る・その6】1979年6月、三原さんが急性腎盂炎で入院され、当時LaLaの担当だった僕は、花とゆめの担当H・Uさんと一緒に札幌へ。お見舞い兼「いつから描けるんだ?」と担当医への確認(笑)。ルーソロは1号休んで、翌月には第20話「五里霧中」を掲載。(2代目担当T・Sさん) pic.twitter.com/4lF11f2tOm
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 9, 2019
【元担当編集者は語る・その7の1】なかなか原稿ができず、電話で聞いても寡黙になるばかりで、状況がいまいちわからなかったため、「じゃあこれから行きます」と、冬の札幌に飛んだことがあります。(続く)
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【元担当編集者は語る・その7の2】どこまでできるのかの話をして一晩詰め、翌日早めの航空便にとりあえず仕上がった分だけでも乗せようと、千歳空港までタクシーを飛ばしました。ものすごくスピード出ましたね。アイスバーンでしたから。(続く)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 10, 2019
【元担当編集者は語る・その7の3】後々、事故が多い危険な時期だと聞きましたが、そんなことより原稿を何枚入れられるかということしか頭にありませんでした(笑)。(4代目担当H・Uさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 10, 2019
【元担当編集者は語る・その8】締め切りをめぐるあれこれのうち一番凄かったのは、「羽田まで原稿持ってきました」という出来事。「えっ、なんで? 航空便に間に合わなかったんですか?」って聞いたら「仕上げが…」という答え。「だから飛行機の中で仕上げてたんです」。(4代目担当H・Uさん)
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【元担当編集者は語る・その9の1】「山の上ホテル事件」というのがありました。御茶ノ水の山の上ホテルで三原さんを缶詰めにした時、槇村さとるさん、川崎ひろこさん、くらもちふさこさんたちがアシストに入ったことが。(続く)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 13, 2019
【元担当編集者は語る・その9の2】「一息つきませんか」ってケーキを持って行ったんですが、皆さんおとなしい方なのに私が加わるとうるさくなるんですよね。ホテルの方に注意され、会社でも怒られました。(3代目担当U・Sさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 13, 2019
【元担当編集者は語る・その10】ある時、三原さんに「私ははみだしっ子4人のうちの誰に見えますか?」と聞かれたので「表立ってはグレアムだけれど、アンジーでしょ」と答えたら正解でした。アンジーに最も近く、そして「サーニンになりたいんですよ」と話してくれました。(3代目担当U・Sさん)
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【元担当編集者は語る・その11】三原さんの漫画って、割と四角っぽい縦長の吹き出しが多いと思うんだけど、あれは文字ポイントのスケールを当てて大きさを決めているんですよ。ネーム用紙とか絵コンテとかに全部、何字×何行って書いてある。(5代目担当T・Mさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 18, 2019
【元担当編集者は語る・その12の2】北海道の牧場の取材とかも「俺行かないから、三原さんお願いします」って預けちゃった。川原さんのために三原さんが資料の写真を撮ってきてくれたこともありました。(5代目担当T・Mさん)
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 19, 2019
5代目T・Mさんは「ロング アゴー」の頃から「Sons」の後半までを担当しました。その11の文字のスケールと言えば、川原泉先生も、鈴木光明先生の『少女まんが入門』についていた小さなスケールを愛用されていました。お二人とも文字の大きさが揃っていて、写植指定にあまり迷わずにすむ原稿でした。
— 三原順 All Color Works @白泉社 (@MiharaJun_ACW) December 23, 2019
また、「三原順 All Color Works」2月末までアマゾンや復刊ドットコムでの予約が可能になりました。