行動学者の細馬宏通氏が昨年6月に出した『フキダシ論 マンガの声と身体』に「はみだしっ子」が登場しています。 第六章 視覚装置の視認 28 別のコマを見る-三原順『はみだしっ子』
細馬氏は、かなりな「はみだしっ子」ファンと聞いたことがあります(^^)
2015年の三原順復活祭の時のtweetより
米沢嘉博記念図書館の「三原順復活祭」。特にぐっときたのは最下段のボックス「三原順の書物と音楽」。自分がいかに知らぬ間に三原順の吹き出しやモノローグの息づかいに魅せられていたかを発見した。当時の審査員には「とにかくわかりにくい」と言われていた吹き出しの連鎖がいかに音楽だったか!
— 細馬宏通 (@kaerusan) March 23, 2015
この本は細馬氏のもう消えてしまった旧ブログ「今日のフキダシ」をまとめたもの、“三原さんはぎっちり詰めながらも「読み方」に迷わせることがまったくなく、フキダシのシッポは一貫して厳密に管理している”「 今日のフキダシ(5)」 三原順「夢をごらん」(「はみだしっ子」2)より
他にも「はみだしっ子」のコマ割りについて読んだ記憶があります、当時読んで「うわっ!」っと唸りました(他のも読みたい……)
- 出版社 : 青土社 288ページ
- ISBN-10 : 4791775635
- ISBN-13 : 978-4791775637
お知らせが遅くなってしましました、ぜひ。